2004.6.4UP
 薄型テレビが人気です。メーカーもやる気満々。実は、私もプラズマテレビを買って、すごく気に入っています。大画面なのに、壁にぺたっとくっつけられるから、部屋はスッキリ。画質もかなりキレイ。もうブラウン管のテレビには戻れません。
 まだ値段は高めですが、ブラウン管テレビのほとんどが海外生産になった今、”Made in Japan”のエッセンスが味わえる貴重な存在です。値段も安くなる傾向にあるので、買い換えの際は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
上:パナソニック 「VIERA」TH-42PX300 42V型地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ ¥658,800  下:シャープ 「AQUOS」LC-32GD1 32V型地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ \446,800
 なんといっても、”薄い”こと。32型以上のテレビだと、ブラウン管方式では奥行きが50cm超。ところが、液晶やプラズマなどの薄型テレビでは、60型のプラズマでも、本体の奥行きが10cm以下のものがあります。スタンドを含めても、30cm前後。
 要するに、占有する床面積が半分以下になり、部屋がスッキリすること確実。部屋が広く感じられるはずです。
 奥行きが小さいため、テレビを壁にぴったりくっつけられる。だから見る人とテレビの距離を、30〜40cmくらい余計にとれます。おかげで狭い部屋でもかなり大画面のテレビが見られます。今までより、1〜2サイズ大型のモデルを入れても大丈夫でしょう。
 メーカーが本気で改良を重ねているためか、年々、画質が急速に向上。最高品質のブラウン管方式と、ほとんど遜色のないレベルに達しています。特に、ハイビジョン対応の薄型テレビは、相当なレベルです。普及価格帯のブラウン管方式と比べたら、まず負けることはありません。
 売れ筋の42型プラズマで実売価格60万円前後。液晶の場合、32型で40万円以上、25型前後で30万円以上します。ブラウン管テレビなら、その半額で買えますから、かなり割高です。
 アテネオリンピックをにらんで各社の競争が激しくなり、これから値下がりが期待できますが、メーカーにとってはドル箱商品。また、製造コストも大きいので、この1、2年で、大きく値下がりすることはないでしょう。
 薄型テレビは、省スペースが最大の特徴。でも、これは壁と平行に設置しないと生かせません。コーナーに設置してしまうと、占有床面積が、ブラウン管テレビとあまり変わらなくなってしまうのです。購入するときは、設置場所のこともよく考えましょう。
 それぞれに特徴がありますが、大まかに言って、プラズマはブラウン管に近い画質だが色の鮮やかさが液晶よりも劣る、液晶は鮮やかな色を再現するがスポーツなどの速い動きがあると画像がもたつきやすい、という違いがあります。また、ハイビジョン映像を見ると、プラズマのほうが奥行き感を感じます。
 主な違いを上げると下記のようになります。おおまかな特徴をつかんでおき、あとは実際によく見て好みのものを選ぶといいでしょう。
 テレビを、DVDレコーダーなど、数台の外部接続機器を同じ場所に置くことが可能な場合は一体型を、外部接続機器が多くてテレビと切り離して別の場所に置きたい場合は分離型を選ぶといいでしょう。
 チューナー一体型は、テレビ単独で置いたとき、余計な配線がないのでスッキリ。でもDVDレコーダーやビデオなど、外部機器を接続すると、ケーブルの処理に困ることがあります。
 チューナーを外付けにするタイプは、チューナーを設置する場所が必要になりますが、外部機器がすべてチューナーの箱につながるため、テレビの後ろがスッキリします。テレビの下に外部機器を置きたくない場合も、このほうが便利です。
 地上波デジタル放送を見られる場所は、まだ多くありません。また、見たくなったら、チューナーを買い足せば済みます(予算はかかりますが)。今すぐに地上波デジタル放送を見たいなら選ぶ価値はありますが、そうでなければ非対応機種でも十分です。値段もその分安くなるし、場合によっては、格安のセール品があるかもしれません。
 垂直画素数650ドット以上のパネルを搭載したものが、一応ハイビジョン対応となっています。ただ、今の薄型テレビのほとんどは、768ドット以上あり、地上・BSデジタルのハイビジョン放送に対応しています。買うときは、一応、カタログで確認してみてください。
 プラズマテレビは、蛍光灯と同じ仕組みで発光させているため、ずっと同じ静止画を出していると、画面が焼き付くことがあります。チャンネルや時間の表示を消し、画面サイズも「ワイド」で見るようにしましょう。特に、最初の3ヶ月から半年が肝心らしく、この期間は、必ず「ワイド」にしておきましょう。
 画像の処理技術などに国産のほうが一日の長があり、見比べてみると、同じパネルを使っていても、やはり日本製のほうがきれいのようです。ただ、これも許容限度の問題でしょう。実際に見比べて、気に入れば、かなりお買い得かもしれません。