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一番最初に手にしたのはきみだった
しっかりと重くて でも・・なんだか気持ち良い重さだった
しっくりと手にフィットする
私だけのために作られたかのようにしっかりと
思い込みじゃないよ きっと
運命だったのかもしれない もしかしたら必然
偶然かもしれない でも 偶然でも良かった
君と会えたと言う事は 偶然でも良かったんだ
始めて叩いたその感触 ゆっくりと音が鳴る
チャリンッ・・
ああ 私は初めからきみの音を全て知ってるかのごとく・・・
どこを叩けば どんな音が出て どんな曲に合うか解ったよ
きみとはやっぱり運命だった
ある日突然 きみは壊れた
今までしっかり握れた部分が ぽっかりと壊れた
酷い・・酷い酷い・・・誰がこんなことをしたの?
私の大切な相棒に・・誰がそんな事したの?
もうきみは 音が出ないの?
そっと抱きしめてみた
チ・・リィ・ン
きみが応えた (うた)
ああ きみはまだ奏えるんだね
またそっと抱きしめた
そして私は夕陽と共に紅く染まった
始めての出会いは音楽室
そして今までの練習も音楽室
そしてこれからも・・・
でも私はもうすぐ卒業
きみは誰の手に渡る?
ああ きっと・・ああ きっと・・
私が最後に曲を演奏する時に持っているのが
きみである事を願って・・・・・・・
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