こんな私のぷち節約 エッセイ お姫


 私はハッキリ言って節約とは程遠い人物だった。髪は常に巻き髪、化粧はバッチリ、ブランドバッグにブランドのアクセサリーを欠かさず。友達も同じような系統で選んでいた。ランチはホテルで。ピンヒールで、いきって歩くのが快感な女だった。
  
 もちろん結婚してからも、自分のスタイルは変えないつもりだった。が、そんな人生甘くない。好きになった旦那は普通のサラリーマン・・・。私も仕事を続けて、なんとか理想の自分を維持しようと努力した。でも、独身時代と同じようにいくはずもなく、イライラしては旦那に不満を言ってばかり・・・。
  
 思い切って仕事を辞めてみた。すると、不思議なことに毎日が楽しくて仕方ない。見た目だって変えてない。出かけるときは目いっぱいオシャレする。今までと違うのは、今あるもので工夫するようになったこと。当たり前のことなのに気づかなかった。そして、旦那が毎日働くことで頂けるお給料の大切さにも気づいてなかった。
 気持ちが変わることで、こんなに貧乏が楽しくなるものなのだ。まだまだ昔の贅沢な自分が抜けてなくて、無駄遣いしてる部分はいっぱいある。でも、化粧品をブランドものから通販に変えた。ボディシャンプーを石鹸に変えた。自分なりに少しずつ、節約しようと思っている。巻き髪で、近くのスーパーに特売を買いに走る私に満足している。