?1,頼まれちゃった編
それは、一本の電話からはじまった・・・・・。
昼下がり、ボッサ−とテレビなんぞ見ていた時「リ−ン!」おっと、今は、「プルルルル−」か?
と電話が鳴った。
電話の相手は、某国営テレビ(N○K)の番組の担当者であった。
なにやら、何ヶ月も前に私が送ったFAXを見て、電話してきたらしい。
電話の内容は、各家庭の「いちおし料理」を教えてくれというものだった。
まあ電話だしと、いいかげんな気持ちで「うちでは、コロッケなんかが評判いです。子供も大好きで、よくリクエストしてきます。」などとのたまってしまった。
いつものお調子者ぶりをハッキして、チャラチャラ話をしていたら、イキナリ電話の相手が
「じゃあ、もしよろしければそのコロッケをスタジオで作っていただくなんてことできますか?」
と聞いてきた。
できるわきゃね-だろ-!
「こっ、こっ、子供も小さいのでむ、む、無理ですよ。残念だけど。」
「そうですか・・。では又何かあったらお願いするかもしれませんが、その時はヨロシク。」 ?
が!次の日・・・。
昨日の方から、又電話がありました。
「スタジオが無理なら、お宅に伺って撮影させていただきたいのですが?」まじかよ-!?と、心の中では叫んでいました。
「え-、でもウチはきたないし、料理もテレビに出すほどの物でもないですし・・。」
「いえいえ。普通のお宅の食卓を撮影したいのです。ぜひ、おねがいします。」まじかよ-!(パ−ト2)
結局やることになってしまいました・・・。
しかし、それがあの悪夢の始まりだったとは・・・・・。
だって、去年の大掃除思いっきり手--抜いちゃったんだもん・・・・。
2,掃除地獄編
元来、出たがりだったりする私・・・・。
が、今回の撮影に関しては、チト問題があった。
料理の撮影となると、もちろんキッチンで行うわけでしょ?
プロフィ−ルを読んだ方は、ご存知だと思うがワタクシ、ひっじょう------に大雑把なんでございます。
日々の掃除にしても、その大雑把ぶりをハッキしているわけ。 ?
思い起こせば、去年の年末、ここ何年かスノ−ボドにはまっていて、年末も「それ-い!スノボ!スノボ!」と騒いでいたっけ・・・・。
年末・・・・ということは、冬。あっら-!ウィンタ−スポ−ツのシ−ズンじゃ-あ-りませんかあ-。
大掃除してる暇あったら、ゲレンデ行かなきゃ!
ああ、雪山が私を呼んでいる!状態だった・・・・。 ?
で、結果掃除は、「ま、見えてるとこだけでいっか-」と自分に言い聞かせ(ダンナにも)チョチョッってかんじで終わり。
よく雑誌なんかで、「大掃除で大変な目にあわないように、普段からの小掃除を習慣にしましょう」とかって、あるじゃん?
その小掃除が、very very mini 掃除だったりしたから、非常事態に陥ったわけ。 ?
「撮影を自宅で」と、決まった瞬間、私の心の中に浮かんだのは・・・「洗剤買いに行かなきゃ・・・」だった。
早速近くのドラッグストアで、しこたま買い込んだ。
さあ-、どこからおっぱじめれいいのか・・・。
とりあえず、最近とんとおめにかかっていない換気扇ちゃんの様子を。
おお-----!家庭用洗剤レベルかあ-?ってほどの油ヨゴレらしきものが・・・・。
「ダスキ−−ン!カモ−ン!」と叫びたかった。(さだ まさしの顔が浮かんだ・・)
つけおき用洗剤をシンクにぶちこんで、レンジフ−ドその他を入れた。
「こすり洗い不要」て書いてあるけど、ぜえ-ったい無理だもんねえ-。
かめのこたわし(なつかし!)がいるのか-??
床は-!ガスレンジは-!壁のタイルは-!
ええ-い!もう、面倒だ!ダスキンに電話してやるう-。
100番100番!!
でも、高いんだよね-。たしか・・・。
自分でやるか・・・・。
完全防備で(バンダナ、マスク、エプロン、ゴム手袋、腰にタオル)いどんだよ。結局。 ?
ヘトヘトになって、なんとか形はととのった!ピカピカよ!
あ-もう、手が、ひざが、腰が・・・・。
掃除くんだりで、私の体はボロボロなのね・・・・。
でもね、ふと思ったの・・・。
撮影までの、5日間で紹介するコロッケ、練習するはずじゃ・・・・。
油使うと、よごれんだよお---------------------。(叫び)
結局、その後の5日間いつもの10倍ぐらい気をつかって料理し、あと掃除をしつづけた。 ?
そして、身も心もボロボロで撮影日を迎えるはめに・・・・。
次回「撮影の様子編」
涙なしでは、読めない!ハンカチのご用意を・・・・。 ?
3,撮影当日編
某月某日、天気晴れ。
いよいよ、撮影本番の日がやって来た。 ?
ここで、いきなりだがPURIN家の家族を紹介する。
まず、ダンナ。几帳面なA型。この一件で、家がきれいになり大変喜んでいる。
実は、今回私が作るコロッケの大ファンだったりする。
5日連チャンで、我が家の夕飯はコロッケだったが、この人だけは文句を言わなかった。(言えなかった)
長女、小学6年生。生意気で、親ユズリ(?)のおしゃべり。一言いつも多く、私に怒られてばかり。
そして、長男2歳10ヶ月。
気が小さい。結構、人見知り。
という、面々。 ?
掃除も大変だったが、家族に「こ−言われたら、こう返事するんよ。」とか、
「コロッケ好きですか?って絶対聞かれるから、はい!ママの作るコロッケが大好きです!って答えるんだよ」とか、
まあ、いろいろシュミレ−ションらしきことを、やったのも大変だったかな?
長女は、「今日は、もうコロッケ食べたくないよ。いいでしょ?」なんて言い出すし・・・・。
あげくに、「当日遊びに行っちゃうからね-」なんて、脅かすし。
で、撮影話へ・・・。
予定時間の2時間前に、担当者から電話があり、予定変更の知らせ。
コロッケだけの、試食シ−ンを、いつもの食卓風景にしたい、ということだった。うっそお-!
ご飯たいて、ミソ汁作って、サラダも、ああ----!頭ん中パニック!急げ!いそげ!
う-もう、時間がない!「パパ!サラダ買ってきて!」と頼み、副采づくりに専念。コロッケのした準備はあるし、間にあうのか??? ?
ピンポ−ン!
撮影クル-(ってゆうの?)が到着。製作会社のスタッフ、カメラマン、音声、照明、アシスタントさん。
簡単に自己紹介ののち、打ち合わせ。
わっ!マイクとかつけちゃって、気分はタレントか?
「じゃ-一回私達は、外にでます。改めて、インタ−ホンを押しますから、ハ−イ、いらっしゃいませ、どうぞ中へ、
と言ってください。」
なんだ、そんだけ?簡単!かんたん!
で、ピンポ−ン!
「・・・・・・・・・・、どうぞ・・なな中へ」
「は-い!もう一回!」
カメラを見たら、頭真っ白に・・・。
結局そのシ−ン、3回もやるはめに。 ?
「じゃ-、カメラに向かって、これが我が家の取っておき和風コロッケです。と言ってください。はい、3,2、1」
「こっこっ、これが我が家のにくじゃがコロッケです」(名前が変わってるし−)
このシ−ンも取り直し。
とどめは、「せっかくだから、お嬢さんにもお手伝いしてもらって。」だと。
センセイ、勘弁してください。今の今まで、コロッケ作りの手伝いやらしたことないのですから・・・。
しぶしぶ、長女登場。
ただでさえ、緊張しているってゆ-のに、まるっきり要領のわからない長女がいっしょなんて-。
ギクシャクしながら、なんとか製作工程は終了。
「それでは、試食のシ−ンの前に僕ちゃん(長男)とパパの遊びのシ−ンでも。」
「ぎゃ-!やだ!ダッコ!だっこ!あっち行く-!」
無理でしょ、やっぱ。
見知らぬ人たちに、すっかりおびえた長男。 ?
試食風景の撮影。
この日のために、友人に借りたテ−ブルの上に力作のコロッケ、その他登場。
「じゃ-、いつもと通りに食べてください。適当に、撮りますから。」
長女、いきなりミソ汁。コロッケ食べる気配なし!
心の中では、「お前、コロッケくわなくてど-すんだよ-。アホ!」と叫んでいた。
長男、借り物のテ−ブル(それも新品)をフォ−クで叩く!キキ・・・キズがあ-!
「○○ちゃん(長女)、おかあさんのコロッケどう?」(スタッフのしつもん)
「・・・・・・。おいしい・・・」聞こえネ-よ-!おまけに、うつむきっぱなし!「久しぶりに作ってもらったの?」「・・・・はは・・・はい・・・。」(毎日、練習でくわされてた!)
「ご主人、いかがですか-?」「マズマズ・・・です。」(もちろん、このシ−ンはカットされてた)
まるで、お通夜のような食事シ−ンは終わった。
長男のテ−ブルを叩く音だけが、部屋に響いていた・・・。
Tさん、ごめんなさい!テ−ブル傷つけました。今、白状します・・・・。
結局撮影時間は、2時間だった。 ?
4,撮影その後・放映編
撮影から1週間後に、放映があるらしい。
放映までの間、製作会社のスタッフから電話で、「何かコロッケについてのエピソ−ドありませんか?」とのこと。
エピソ−ドなんか、ね-よ-。
ス「ご家族以外で、評判はいかがですか?」
なんたって、手間がかかるので、ここ3年くらいつくってないしさ-。
プ「あ、主人の両親に作ったことあります。おいしいって言ってくれました。」
ス「わかりました。では、撮影を楽しみに・・・。」 ?
あ-この1週間、いったい何個のコロッケを作ったのでしょうか?
私は、神戸コロッケかあ-------!
そして、いつものプリン家にもどっていった・・・。(チラカリ放題) ?
放映当日。
朝っぱらから、母から電話。
「あんた、今日でしょ?」(昨日も言っただろ-)
「何時から?ビデオ撮るの?」
うるさい!うるさい!
公園では、いったいどこから聞きつけたのか
「プリンさあ-ん、水臭いじゃない!ど-して教えてくれなかったのお-?」
なんで、コイツが知っとんじゃ-------!
恐るべし!公園オババども!
誰かが、回覧版でもまわしてるのか-??? ?
そして、いよいよ放映時間。
ん-、なかなかやらないぞお-。
山田邦子しゃべりすぎだっつ-の。
「プリンさんにご自慢のコロッケを・・・・」
おお-!はじまった!はじまった!
グワア−ン!いきなり、私のアップかい。しかも、顔パンパン、ア−ンド引きつり全開!
あ、子供達・・・・。
長男、泣いて逃げるシ−ン・・・。(逃げながら、パパに飛びつく)
長女、ムカつき顔で、手伝いシ−ン。私、相変わらず顔ピクピク。
食事シ−ン。
お、長男、食べてる、食べてる!長女、20分の1ぐらいの大きさの食ってやがる!
パパのコメント。
「僕は、毎日でもいいです。コロッケは、好きのので」
パパ、一生ついていくわ。I LOVE YOU!!
それに比べて、ガキども!
やはり、お子様シ−ンはほとんどカットされてましたね-。 ?
撮影2時間で、放映2分。
終了後、友達その他から、ひやかしメ−ル、電話、炸裂。
とどめは、だんなの母から「プリンさ-ん、私コロッケいただいたことないのよ。ホホホホ」
わたくし、ウソをついてました。
芸能界なんて、そんなものよ・・・・。芸能界関係ないっつ-の!!
その後、近所の奥様方に「あっら-、プリンさん見たわよ。」
「超顔パンパンだったでしょ-?」
「あら、うちはワイドテレビだからしょ-がないのよ-」
否定しろっつ-の!! ?
その後、長男はたいそう自分のビデオを気にいって、「コロッケ見る−」とせがむ。
でもね、2分しか映ってないからすぐ終わって、巻き戻し地獄!
編集して、120分コロッケづくしのビデオ作るか。 ?
ギャラは、出演料1万円、材料費別でした。。税金引かれてたしさ−。
す-ぐ、消えたけどねえ-。
も-、ぜえ-ったい出ないもんね-。 |
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