クーラーは生活必需品。夏になると、1日中クーラーをつけているという人も多いはず。でも、クーラーがない時代はどうやって夏を乗り切っていたのでしょうか? 実はいろいろな知恵が生活に取り入れられていました。今年は電力不足もあって節電を心がけなくてはいけません。そこで、Muffin−Netでは、クーラーを使わなくても涼しく過ごせる生活の知恵を集めてみました。
涼しく過ごすコツとして、まずは住まいを見直してみましょう。ちょっとした工夫で住まいはずいぶん涼しくなります。
和ブームで、最近また人気が出ているすだれ
 細い竹や蘆、荻などを編んで作ったすだれ(簾)は、日本人が考え出した「涼」をとる方法。昔は、夏になると風通しをよくするために部屋の間仕切り、襖、障子をはずしてすだれをかけていました。風がよく通るのでかなり涼しくなり、見ためも涼しげ。遮光カーテンでも同じ効果が得られると思うかもしれませんが、すだれは窓ガラスの外側に取り付けるため、ガラスが熱せられることがないので、その分カーテンより効果的なのです。
通販やホームセンターで購入できる「オーニング こもれ美」(太陽工業株式会社/参考価格:¥9,800)
 紫外線約90%、日射熱を約80%カットする日よけシートが「オーニング こもれ美」。取り付けはストラップをかけるだけなので簡単です。ベランダに取り付けるため、ベランダ作業のときも日よけに使えて便利。熱を遮断するので、冷房も効きやすくなり、省エネになります。
風の流れを見て、通り道を作ることが大切。
 家中の風通しをよくすれば、すごく涼しくなります。まずは風が入ってくる窓を開け、反対側に風が出ていく窓を開けておきます。このとき風の通り道にある仕切りや家具は少しずらしておくといいでしょう。押入れや戸棚を開けておくとカビの防止にも。風がやんでしまった時は、扇風機を窓際において室内に向けて回しておけば風の代わりになります(参考図書:「おばあちゃんの家事秘伝」赤木春恵/小学館)。
ござの上に食器を置いても夏らしいでしょ?
 寝苦しい夜は、布団にゴザを敷いたり、竹のカーペットを敷いて寝ると心地よく眠れます。ござは通気性がよく、さらりとしていてべたつきません。イグサの香りも気分を落ち着かせるので、寝苦しいときの精神安定効果につながります。竹のシートはテーブルクロスなどに代用しても涼しそう。
通販で購入ができる、裏がスポンジタイプの「籐シーツ」(おまかせ工房/参考価格:¥5,400)
 最近では、ござ素材や竹素材のシーツ、カバーなど、見た目も肌触りも涼しげな素材のものがよく売られてます。クッションカバーやスリッパなど肌に直接触れるものを熱がこもりにくい素材にするのがポイント。
そばがら枕は年に数回そばがらを出して干すといいですよ
 枕にはいろいろな種類がありますが、中でも夏におすすめなのが「そばがら枕」と「砂枕」。これらはうまく頭になじみ、しかも枕の中に熱がこもりません。頭寒足熱というように、枕は熱を持たないものがいいので、そばがらや砂が最適なのです。肌触りがよく、固さも自分で調整できるので、自分好みの枕ができます(参考図書:「おばあちゃんの家事秘伝」赤木春恵/小学館)。
生活雑貨店や通販でも発売している「さわやかチロー」(メテックス/参考価格:¥3,500)
 水を入れるだけで一晩中ひんやり感が持続する冷却シート「さわやかチロー」。熱交換原理を応用した新しいタイプのシートで、冷凍庫で凍らせる必要もなく、水を入れるだけでOK。寝苦しい夜だけでなく、頭痛や日焼け後のほてりにも効果的です。去年からメガヒット商品として通販では大人気なんですよ。
夜は縁側でビールを飲む! なんていうのもいいかも。
 夕方、陽がかげってきたなと思ったころに玄関先や庭に水をまきます。これが、打ち水。ただし、カンカン照りのときに打ち水をすると、熱のこもった蒸気があがり、逆効果なので注意。打ち水をした後に、縁側でゆかたを着て、うちわであおぎながらスイカなどを食べる(夕方に涼むことを「夕涼み」という)と、気分も一気に涼しくなれるはず!