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 「自分を変えるのに、年齢は関係ない」と言い切る吉丸美枝子先生は、元専業主婦。36歳のとき、娘さんの一言がきっかけで自分改革をスタートさせて20余年。でも、そんな年にはとても見えない笑顔と容姿の若々しさ! 現在、フェイスと体、心を組み合わせた総合美容を提案している吉丸先生に、オバサンにならない法をうかがいました。撮影/小倉雄一郎
ヴェーネレ美容法 ビューティーライフ プロデューサー
吉丸美枝子
さん


昭和24年福岡生まれ、58歳。武蔵野女子短期大学家政学科を卒業後、3年間銀行に勤務し、結婚。2児の母に。平成9年、ホームエステを取り入れたスパイラル美容を確立し、平成12年、株式会社ルーチェを設立、代表取締役に。その後、オリジナルブランド「ヴェーネレ・コスメティクス」を開発し、フェイスとボディ、そして心を組み合わせた総合美容の「ヴェーネレ美容法」を確立。『「笑顔筋」でスーパー美容法』、『なりたい体型になれる美ボディ・スーパー美容法』(共に主婦と生活社刊)、『幸せになるフェロモンダイエット』、『フェロモンスマイル幸せレッスン』(共にマキノ出版)、『幸せ体重になる美乳レッスン』(ソフトバンク)を出版。■ヴェーネレHP

 20代から36歳まで、ごく普通の専業主婦でした。自分を磨いたりなどの努力をまったくせずに過ごしていました。

 36歳のある日、娘と電車に乗っていたとき、疲れていたので空いていた席に座ったら、「それ、オバサンの行為よ。若い人、そんなことしないでしょ?」と娘に言われて。私自身も、幼い頃、母の行動で恥ずかしい思いをしたことがあったのを思い出しました。それなのに、私自身、その恥ずかしいことを平気でしちゃってたのね。娘に言われなければ、ずっと気づかないままだったと思います。

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 これがきっかけになり、自分改革を始めようと決意。といっても、何をすればいいのかわからないから、いろいろ探しました。そして雑誌の中のひとりの女性が目に留まったんです。60歳なのに、すごくキレイなプロポーションをした体操の先生。「これだ!」と思い、福岡から単身上京して、弟子入りし、2か月のレッスンでボディの大改造をしました。

 2か月後、変わった自分の体を見て、人の体の素晴らしさに目覚めました。人体の仕組みや肌の仕組みについて勉強を開始したんです。

 36歳で「変わろう!」と思ってからは、挫折は一度もないです。常に進化し続けているのがわかるから、毎日が面白くてしょうがないの(笑)。

 私の場合、“オードリー・ヘプバーンの顔が好き”だったので、彼女の顔になる!って決めて、オードリーの写真をそばに置いて顔のお手入れをしました。彼女を意識してケアするようになってから、だいぶ外資系の顔に近づきましたね。若い頃は、"純日本"の顔で、下膨れで一重だったから、「整形したでしょう?」とよく聞かれますよ(笑)。

 それに、Aカップの胸が嫌だったので、体は“マリリンモンロー”と思ってグラマーになる努力をしてきました(笑)。努力のかいあって、今ではGカップ。脂肪の多い女性の体は、体の脂肪を移動させることもできるんです。それで、胸筋を鍛えて、全身の散らばった脂肪を全部胸に集めました(笑)。毎日自分の体を触っていれば、体を大きく変えることが可能だし、変化してくる自分の体が愛おしくて大好きになるはずです。

 オバサンって言われる人たちには、理想がないんです。人は、老いていることに気付かなければどんどん老いていって、醜くなるだけ。年を取ったから仕方ないと諦めるのではなく、一生涯理想や夢を持ち、“こういうふうに年を重ねていきたい”という理想を持つことができれば、オバサンと呼ばれることはなくなるんじゃないでしょうか。

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 それと、「恥じらい」がなくなっていくことも、オバサン化のひとつだと思いますね。若いうちは“人に愛されたい”という気持ちがあるから、自分の行動を“恥ずかしい”と思うでしょう? 「恥じらい」は、一生なくしてはいけないことだと思います。

 恥じらいをなくさないためには、“若い頃の感覚”を一生失わないこと。容姿や健康を若い状態に近くしておけば、絶対嫌われるようなオバサンにはならないと思います。ときどきは戸籍年齢を忘れて、若い人たちとおしゃべりしたりすることっていいかもしれませんよね。

 そしてもうひとつ、常に笑顔でいられる心がけを。自分自身を受け入れてないオバサンは、いい笑顔は作れない。でも、自分が大好きになってくると、うれしくて、鏡をのぞいて、自然に笑顔になれるんですね。笑顔は伝染しますから、あなたが笑顔になれば、まわりにも笑顔の人が増えます。その笑顔を見れば、気分もいいでしょう? 結果的に自分も幸せになれるんです。限られた人だけじゃなく、みなさん全員にその可能性があるし、努力すればみなさん、いい笑顔になれますよ。

 初めてお会いする方に、「後姿から58歳と思えない!」と言っていただけるのは、嬉しいですね。これは正しい姿勢のおかげで、人に対するマナーとも思い、意識して正しい姿勢を心がけています。姿勢が悪いと内臓にも影響を及ぼしますから、正しい姿勢は、健康状態を維持するためにも大切なこと。

 日本舞踊や社交ダンスをしてきた経験があり、両親にもそのようにしつけられてきたので、私は、背中をピンと伸ばしていることに苦痛を感じないのです。とても得したなぁと思います。

 背中が丸いとオバサンに見えますよね。30代でも後ろから見たらおばあさん?みたいな人がたまにいます。姿勢は "姿の勢い"と書くでしょ? 姿に勢いがなくなったらオバサンといっても過言ではありません。美しさや健康を維持する根本としても、すごく大切なことだと思いますね。

 姿勢を正す簡単なコツは、腹筋にぐっと力を入れて、お尻を締める。そうするとヒップの形もよくなるし、お腹もシェイプされます。姿勢を正すことで胸も張るからバストもキレイに見える。この状態が苦しいというのであれば、筋力が衰えている証拠。これをクリアするには、訓練しかありません。運動をして、ストレッチをすれば、筋力は3日でつきますから、難しいことではないはずです。

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娘さんの手作りバッグにプリントされているのは、吉丸先生の目標でもある「20歳の頃のオードリー」。全国各地に持ち歩く、先生のお気に入りだそう。

  オバサン化をとめるとっておきの“きっかけ”は、恋です(笑)。キレイで若々しくあるために、トキメキを感じるのは大切なこと。トキメキの対象は、身近にいる人じゃなくてもいいし、同性でもいいと思うんです。好きな相手がいれば、そのために自分を磨くでしょう。誰とも関わりがなければ、自分を磨く必要もないわけですしね。

 私の、トキメキの相手は“松潤”(嵐の松本潤)(笑)! この間まではリチャード・ギアだったんですけど、ちょっと若手に変えてみました(笑)。

 「何を言ってるの?」と思うかもしれませんが、恋をしてときめく気持ちでいると、いいホルモンが出るんですよ。それで美しくなれるし、お金もかけずにできることのだからやりましょうよ! 「かっこいい」と思うだけでもいい。空想の中でときめく分には、旦那さんにも迷惑はかけないでしょう?(笑)

 だから、ヨン様は日本のたくさんのオバサンをたくさん若返らせてくれたはず。私のスクールにも、「ヨン様に恋をしたんです!」って方がいらっしゃいますもの。旦那さんも、“頑張れ”と応援してくれているそうです。確かに、旦那さんだって、奥さんがキレイにしているほうがいいですものね。ヨン様効果で、世のおばさまがたくさんキレイになったのはとてもいいことだと私は思いますよ(笑)。

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 「仕事柄、全国各地でさまざまな年齢層の方を対象にお話をする機会が多いのですが、30代に無表情の方が多いのが気になっています。50代の人は、「あぁ!」とか「そぅ!」なんて、声と顔に出して聞いてくれるので、反応がわかってお話をしやすいんですね。ところが、30代の若い方々は、私のお話していることを理解してくれているのか、面白いのか、表情から読み解くことが、すごくむずかしいのです。パソコンや携帯電話の画面に向かっている時間が長いのも原因のひとつかもしれませんね。長い時間、同じ顔で過ごしていると表情筋が固まり、それが癖になってしまいます。

 表情が乏しいと、人とのコミュニケーションで、思わぬ誤解を招くおそれがありますし、若さが失われてしまいます。また、眉間にシワを寄せたり、への字口で口角を下げたりという、老けて見える癖ができてしまっている人も同様です。

 豊かな表情は若さの秘訣のひとつです。鏡の前で笑顔を作ったり、顔をマッサージしたりして、老けて見える癖や無表情を克服してほしいですね」