デトックスの考え方では、健康法も、“足す”ことより“引く”ことが重要。サプリメントも、有効成分を補給するタイプのものより、体に悪いものを出す効果のあるサプリメントを選びましょう。では、体内に蓄積された有害ミネラルを効率よく排出してくれる成分とは? 下記の紹介した成分が含まれるサプリメントを、有害ミネラルを含まないキレイな水で飲んで、デトックス効果を高めましょう。

◇α−リポ酸
最大の特長は、ビタミンCの400倍の抗酸化作用があること。それ以上に特筆すべきは、水溶性と脂溶性の両方の性質を持っていること。血液中に吸収されるまでに、油の膜についた有害ミネラルをつかまえてくれます。つまり高い抗酸化作用に加えて、キレート(つかまえる)作用もある、注目の成分です。体内では微量しか作られず、加齢とともに減少していき、食事からも少量しか摂取できないので、サプリメントとして摂取するといいでしょう。

◇L−システイン(L-シスチン)
肌や髪の毛を作るために欠かせない成分で、肝臓に働きかけて体内から美白効果を発揮してくれますが、20歳ごろから、体内で十分なL−システインを生産できなくなり、肌のくすみが出てくるのです。松の樹皮から作られる「MSM」とともに摂取すれば、硫黄の補給ができ、コラーゲン生成も助けてくれます。デトックス効果としては、皮膚のターンオーバーの正常化を期待。

◇ケルセチン
ポリフェノールの一種で、玉ねぎの成分として有名。抗酸化作用のほか、アルミニウムなどを排出する作用に優れているのが特長です。最近では抗アレルギー作用も確認されて、ヨーロッパで花粉症対策の医薬品として処方されています。

大森先生監修のデトックスサプリメント。α−リポ酸をはじめ、L-カルニチン、MSMなどをバランスよく配合し、相乗効果で効率よく体内の浄化を促してくれます。「アルファデトックス」(90カプセル・7,200円)
玉ねぎの皮は、実の20倍のケルセチンを含有。デトックス効果の高い玉ねぎの皮を使ったデトックスジュースは毎日の習慣として、ぜひ! 「美肌をつくる毒だし野菜ジュース」監修/大森隆史先生・830円(宝島社)

◇コエンザイムQ10
免疫力上昇、美肌効果、ストレス解消などさまざまな効果を発揮してくれるアンチエイジング成分。もともと人間の細胞に存在する、健康に不可欠な物質で、一時は売り切れの店が出るほど話題になりました。最新データでは、普通のコエンザイムQ10サプリメントは体内への吸収が悪いという報告が。シクロデキストリンという筒状の物質に包み込むことで吸収率が飛躍的にアップするので、今後はこの組み合わせで多く出回ることが予想されます。

◇エンゾジェノール
厳選された松の一種であるパイナス・ラジアタの樹皮から蒸留水を用いて抽出された強力な抗酸化物質で、かなりしつこい便秘症が改善されたという報告も。お茶に配合されて話題となったピクノジェノール(フラバンジェノール)も高い抗酸化作用を発揮しますが、抽出の際に化学溶剤を使用するためデトックスには向いていません。


◇L-グルタミン
デトックスを始めると体内に蓄積していた有害ミネラルの一部が便中に排泄されます。排泄された有害ミネラルが腸内の善玉菌を食べると、便秘や下痢の原因に。このとき粘膜が傷つくことがあるので、その粘膜を速やかに修繕してくれる働きがあります。

◇L-カルニチン
体脂肪をエネルギーとして燃焼させる働きがあるため、積極的に摂取することで基礎代謝がアップし、体脂肪燃焼を促します。これで、毒素を排出しやすい体に。

◇ビタミンB群
代謝を促したり、細胞をつくる働きのビタミンB群。糖質エネルギー代謝アップのB1、細胞の再生、糖質や脂質代謝を促進するB2、たんぱく質の代謝を促すB6、葉酸とともに赤血球を作り出すB12があります。

◇葉 酸
水溶性のビタミンB群の一種で、植物に多く含まれる。ビタミンB12とともに働く。

◇クエン酸
かんきつ類多く含まれる、有機酸の一種。酸性に傾きやすい現代人の体を、弱アルカリに保つ働きが。体内のエネルギー源を効率よく燃焼させるほか、疲労回復を早めたり、腸の働きを良くする効果もあります。

「同じ成分でも、“痩身目的”や“健康目的”、“美肌目的”など、異なった目的で発売されているサプリメントがありますね。たとえば、α-リポ酸がそうです。ダイエット目的の場合は、ほとんどが1日の摂取量が100mLとなっています。しかし、デトックス目的なら、これでは多すぎます。50mL以下で十分です。大量に取るとアレルギー反応を起こすことがあるので、体を徐々に慣らして増やしていくのが、正しい飲み方なのです。体内に溜まった毒素をキレート(つかんで)して排出するため、デトックス目的なら食前に飲みましょう。ダイエット目的なら、食後に飲むと効果的です」(大森隆史先生)