お祝いの席や特別な日に味わいたいお酒。でも種類がたくさんあって、価格もピンキリだからホントに迷ってしまう…。そこで、世界の銘酒が並ぶ、酒通に人気の「信濃屋」で、ソムリエのダニエル石田さんに、とっておきのプチセレブワインと女性に人気のビール&焼酎を選んでもらいました。
信濃屋ワイン館
 銘柄、年代、風味、味わい、果てしなく奥が深いワイン。「信濃屋ワイン館」には約1000種類のワインが並んでいます。「高品質で、ちょっと贅沢気分が味わえる、しかも手が届く価格のワインを」とお願いして出てきたのがこの6本。ワイン通も納得する逸品ばかり。
信濃屋食品
営業本部
ダニエル 石田さん
ソムリエの資格を持ち、実際にレストランでソムリエをしていた経験も。雑誌やTVのワイン特集などで活躍中。
(¥2,080/750ml/白ワイン)
 粘土石灰土壌であるツェレンベルグは、多くのブドウ品種に適合し、親しみやすいワインを作ります。気候が暑いためブドウの糖度が高く、化学肥料や農薬を一切使わず、収量制限も行わないので、安全でおいしいワインが完成。パッションフルーツを連想させる豊かな香りと、程よい酸味、ブドウの甘みのハーモニーが楽しめます。(ブドウ品種:リースリング)
アルザスで脚光を浴びる生産者「マルク・テンペ」のワインは、2年間もオークの大樽で熟成されているため、独特の酵母の香りがほとんどせず、飲みやすいのが特徴。2002年はブドウの糖度があがっているので、まろやかでコクのある本当においしい味が楽しめるはず。超優良ヴィンテージなので本当に期待できます!
(¥2,180/750ml/赤ワイン)
 フランスの三ツ星レストランのワインリストに選ばれる唯一のボージョレの造り手「マルセル・ラピエール」のワイン。若飲みタイプが多いボジョレーでは珍しく、オークの小樽で10年以上熟成させ、果実の味をそのまま生かした本物の無添加ワインです。一般的なボジョレーとは全く一線を画し、コクと力強さを持っています。(ブドウ品種:ガメイ)
これを飲まずにボジョレーは語れません! チェリーやラズベリーの芳醇な香り。軽やかなタンニンと高い酸がバランスよく、少したくましい味わいを感じるはず。抜栓直後は天然酵母に由来する独特な香りがあるので、10〜15分ほど空気に馴染ませて飲むと、よりいっそう豊かな味を楽しむことができるでしょう。
(¥4,850/750ml/シャンパン)
 ブドウの質の高さ、バランスのとれた優美な味わい…シャルドネ種の特質を十二分に引き出したシャンパーニュ作りが得意なドゥラモット社の逸品。究極のヴィンテージ・ブラン・ド・ブランとして知られるサロンのセカンドラベル的存在です。使用されているブドウはグラン・クリュ。1997年は熟成感があり、ふくらみのある酸が特徴的です。(ブドウ品種:シャルドネ)
冬にシャンパンを飲みたいなら絶対オススメ! 幻のシャンパーニュとして知られているグラン・クリュ・シャルドネを100%使った名作です。口の中でふわっと広がるフルーティな味わい! 丁寧な造りの模範的な辛口のシャンパーニュです。年間生産量も30万本と非常に少なく、すごく貴重な1本です。
(¥9,800/750ml/赤ワイン)
 ブルゴーニュにいる多くの生産者の中でも模範的な生産者であるニュイ・サン・ジョルジュ筆頭シュヴィヨンのグレートヴィンテージ。ニュイ・サン・ジョルジュの丘の急斜面にある銘一級畑でできた最高のブドウを使った高品質のワインです。果実がギュッと詰まって、力強く、シャープな酸味が楽しめるはず。まさに洗練された味わいです。(ブドウ品種:ピノ・ノワール)
グラスに注いだ瞬間にスミレやバラのような優しい花々の香りが充満し、口に入れるとみずみずしい果実の風味をしっかり感じることができます。ミネラルの風味と締まったタンニンもしっかり効いていて、なめらかで飲みやすい、これぞ心に響く味わい! これを飲んでシュヴィヨンのファンになる方も多いはず。
(¥12,800/750ml/赤ワイン)
 カリフォルニアのリーダー・ロバート・モンダビとキャンティのワイン貴族・フレスコバルディの共同企画で生まれたスーパー・トスカーナ。キャンティの伝統品種サンジョヴィーゼとメルローを50%ずつブレンド。フレンチオークの小樽で12ヶ月熟成させ、その後伝統的な大樽で6ヶ月間熟成。濃縮感のある味わいが楽しめます。(ブドウ品種:サンジョヴィーゼ&メルロー)
独自のブドウ品種と新樽熟成で最高のワインを造ろうという潮流の中で生まれたスーパー・トスカーナ。濃厚な果実と心地よいタンニンが楽しめ、飲んだ後の余韻も堪能できます。香りもよく、上品でしなやかな味わいですが、太陽の国・イタリアの力強い、強さを感じる1本でもあります。
(¥13,800/750ml/赤ワイン)
 ボルドー5大シャトーの1つ、世界最高級の「ムートン・ロートシルト」が1994年から出荷を始めたセカンド銘柄。濃縮した果実味と力強いタンニンがムートンを彷彿させるワイン。エレガントな風味は、セカンド・ワインと言えども非常に水準が高いと評判。アール・デコのポスター芸術を代表するジャン・カルリュのラベルデザインも有名です。(ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニオン)
豊かな果実味とタンニンのなめらかさ。うっとりするような味わいはセカンド銘柄と言えども逸品! ムートンらしい至福の甘い香りが楽しめます。この銘柄は、「ムートン・ロートシルト」の総生産量の約10%以下といわれている希少なもの。ラベルもコレクターの心を捉えた人気の1枚です。
 銘柄やグレードがたくさんあって、ワインの楽しみ方がわからないという人が多いようですが、構える必要はありません。ここでは、誰もが楽しめるワインのたしなみをお教えしましょう。

[選び方]
 何を買いたいかが決まっていない人は、まずはお店の人と相談をしましょう。「どんな料理と一緒に楽しむのか」「どんなシチュエーションで飲むのか」などを話せばおすすめの1本を見つけてくれるはずです。相談ができない場合は、そのお店のイチオシ商品を買うのがおすすめ。後は以下のポイントを参考にしてみてください。

◆POINT◆
フレンチなどの場合は、料理が作られている地方と同じ地方のワインを選ぶ。
和食には軽めのスッキリした味のものがおすすめ。
料理の素材やソースの色に合せて、赤・白をチョイス。
(例:まぐろの赤身・デミグラスソース…=赤ワイン、白身魚・野菜…=白ワイン)
高いワインは料理を食べるときに合わせる。おつまみと飲むときはカジュアルなワインがベター。
[飲み方・温度]
 ワインで大切なのは温度。赤ワインは、通常は常温(といっても15℃〜18℃:夏場はセラーに入れて)、高級なものは18℃くらいで飲むのがおすすめ。白ワインは、カジュアルなものの場合5〜6℃、高級なものは10℃〜13℃くらいがベストです。また、赤ワインの場合、コルクを抜いてから30分〜1時間放置してから飲むとおいしくいただけます。デキャンタージュなどに入れて空気と触れさせておくと、成分がなじんで味がまろやかになります。
「RIEDEL」のグラスは、単に赤ワイン・白ワインという区別だけではなく、ワインの作られるブドウ品種の違いに応じて設計されています。例えば、赤のブルゴーニ ュ・ワインのためのグラス(写真右)は、その豊かな香りを一層高めるために非常に大きな形をしているし、白ワインのための卵型のグラスは、酸味を多くもったワインが、酸味を感じにくい舌の先に当たるように設計されているのです。(写真右「ブルゴーニュ・グラン・クリュ」¥12,750/写真左「ボルドー(6点セット)」¥19,800)
[保存法]
 途中で飲むのをやめて保存をしたい場合、1度抜いたコルクを締めるのは雑菌が入る可能性があるのでNG。食品包装用ラップがアルミホイルで蓋を閉め、きちんと密封をして冷蔵庫に入れておきましょう。赤ワインなら3日(夏場は1日)、白ワインやオーガニックワインの場合は1週間ぐらい保存が可能です。また飲みきれなかったワインは、料理酒に使ってもいいでしょう。長期保存をする場合はワインセラーのような場所(13℃程度)に保管することが大切です。
信濃屋がおすすめするおつまみは「枝付レーズン」(¥328)と「イチジク」(¥298)。粒が大きい、選りすぐりのものを干したドライフルーツです。枝付きレーズンは見た目もおしゃれ! 濃厚なワインにぴったり合います。