左:即席カレー(95g/¥120)、右:マースカレーレトルト版(200g/¥200)
 インスタント・カレーが誕生して今年で50年。愛知県内で、小麦や砂糖などの食料販売を細々と行っていた星野氏は、戦前から人気のあったカレーに着目。より簡単に作れるカレーとして、終戦の年の11月に生まれたのが「オリエンタル即席カレー」でした。
 その商品を宣伝カーに積み、“音楽を奏でながら”仙台から沖縄まで販売をしてまわること17年。音楽につられて人が集まってきたころにショーを見せ、最後にカレーを試食してもらうという方法で、1回に1000個ぐらい売れたことも。同時にCM展開をしたところ、あっという間に全国的に知られる結果に。この行動力、なかなか真似できません!
商品例:即席カレー、マースカレー 他
■はじまり:
1945年11月、星野益一郎がオリエンタル即席カレー製造を個人創業。
■創  業:
1945年11月
■本  社:
名古屋市中村区
左:名古屋市郊外の西枇杷島町にある1号店、右:2月末までの期間限定販売「カキフライカレー」(¥750)
 最初は“ママが作るカレーがおいしい喫茶店”。でも、1号店オープンの翌年にはチェーン本部およびセントラルキッチンを作り、その翌年はFC加盟店1号店がオープン…と順調な拡大を続け、1982年には、株式会社壱番屋を設立。
 1994年、壱番屋は全都道府県に出店を果たし、店舗数が300になった頃、“ハワイに店があったらいいな”という思いつきで、本当にハワイに出店してしまったとか。創業者自身が“壱番屋が得意なのはIBS(=行き当たりばったりシステム)”と茶化したほどの勢いです。といっても、やるとなったら真っ向から取り組む姿勢で、今も順調。それにしても、40種類以上のメニューがあるカレー屋は、他にはなかなかないかも。
メニュー例:ポークカレー、エビフライカレー 他
■はじまり:
1978年1月、名古屋市郊外西枇杷島町に1号店オープン。
■設  立:
1982年7月1日
■本  社:
愛知県一宮市
上:小さなおうどん お吸いもの仕立(¥140)、左下:小さなおうどん とん汁仕立(¥140)、右下:関西風 とろろ昆布うどん(¥140)
 即席麺類として全国に知れ渡っている寿がきやですが、元は“スープの寿がきや”の愛称で親しまれたように、スープ類がメインの会社として創業。お湯を注ぐだけでおいしい中華スープができないか?という声に応えて生まれた、「中華スープの素」を日本で初めて作る。日本初で、醤油の粉末化に成功したのもここ。
 昭和21年、ラーメンと甘党の店『寿がきや』として誕生したため、今でもお店では麺と甘味が両方味わえます(現 スガキコシテムズ)。ところで、“寿がきや=すがきや”の名前が、初代社長、菅木(すがき)さんからきていたとは、あまり知られていないはず。
商品例:小さなおうどんシリーズ、みそ煮込みうどん 他
 
■はじまり:
1946年3月、初代社長、菅木周一氏が、名古屋市中区に『寿がきや』第一号店を開店(ラーメンと甘党の店)。1963年4月、寿がきや食品株式会社を設立。
■設  立:
1963年4月
■本  社:
名古屋市中区
■はじまり:
1980年3月、ユニー株式会社の事業部として第1号店を開店(名古屋市天白区/島田店)。
■設  立:
2001年7月2日(会社分割による設立日)
■本  社:
愛知県稲沢市
 1969年、愛知県の『ほていや』『西川屋チェーン』『タキヒヨ』が合併を前提として共同出資で、『ユニー』を設立。ユニーは、関東・中部地域を中心とした、衣・食・住・余暇にわたる総合小売業のチェーンストア。そのユニーが、1979年米国のザ・サークルK・コーポレーションとの間で実施権許諾契約を締結、1980年に1号店を開店し、1984年にサークルケイ・ジャパンをつくったそう。
 そんなサークルKで、今回の特集3回目に登場予定の「小倉フレンチトースト」を発見! 名古屋以外の人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、まさに名古屋の特徴とも言える商品。サークルKならでは?
 中部地区の飲食業界で、直営店売上高第1位を誇る、木曽路グループ。しゃぶしゃぷ・日本料理の「木曽路」以外にも、居酒屋、焼肉専門店、ふぐ料理、イタリア料理など、さまざまなジャンルのお店を作っています。
 木曽路の始まりは、1950年の『まつば喫茶』。これが音楽喫茶のはしりで、以降徐々に全国的に流行していったのだとか。そして1966年には、現在の木曽路がオープン。その後、木曽路の全国展開、事業拡大となり、現在にいたります。
 木曽路で食べられるしゃぶしゃぶの締めは、やっぱり「きしめん」! さすが名古屋発祥です。そんな木曽路では、10/21(火)〜10/24(金)の期間中、しゃぶしゃぶ祭りを開催。これは行かなくちゃ!
メニュー例:しゃぶしゃぶ
■はじまり:
1950年創業の、音楽喫茶のはしり『まつば喫茶』からスタート。
■創  業:
1950年
■本  社:
名古屋市昭和区

オープン当時の本店(1986年ころ)

 あの六本木ヒルズにも入っている、本と雑貨が入り混じった不思議な書店、ヴィレッジヴァンガード。前身は名古屋市郊外の書店。そこに、東京の出版社で働いていた現社長が知人に誘われ、雇われ店長として転職。
  書店としては珍しく、雑誌のバックナンバーを扱っていたのだけれど、本だけでは利益が出ないからと、その雑誌に関係する雑貨を一緒に置いたところ、話題を呼び、客の要望で雑貨をあれこれと仕入れているうちに、現在のような状態に。
 地域や店長の好みによって雑貨を仕入れているので、店舗ごとにさまざまな雑貨が置いてあり、お店によっては本よりも売り上げがよかったりするとか。ちなみに、ヴィレッジヴァンガードの由来は、ジャズ好きの社長が、NYの有名なジャズクラブからとったもの。余談ですが、前身の書店は、俳優の大和田獏さんの実家だそう。驚きです!
■はじまり:
1986年、現社長が前身となる本屋に転職したのが創業のきっかけに。
■設  立:
1998年5月
■本  社:
愛知県愛知郡