泡の特集4回目は、ちょっと見方を変えて、みなさんの周りでもよく見かける、ドリンクとフードの“おいしい泡”の作り方を伝授します。
 ドリンク代表は、お店で飲むとなぜかおいしい「カプチーノ」と「ビール」。そしてフード代表は、お菓子作りに欠かせない「卵」と「生クリーム」の泡立て方です。コツをおさえ、ちょっと手間をかけることで、ぐんとおいしくなること間違いなし!
 エスプレッソを中心としたレシピが人気のスターバックス コーヒー。自宅でもお店の味のコーヒーを手軽に飲めるようにと、豊富な種類のコーヒー豆、さまざまなコーヒー器具が揃っています。
 今回、カプチーノ作りを教えてくれたのは、スターバックス コーヒーの広報担当、浦澤さん。使用したのはスターバックスの「コーヒープレス(プレス式コーヒーメーカー)と「ミルクフォーマー」(他のメーカーの器具でももちろん、代用できます)。
 スターバックスで働くバリスタが、いちばん苦労するスチームミルク作りですが、「ミルクフォーマー」なら、つまみを上下させるだけでふわふわのミルクの泡が簡単にできちゃいます。ちょっと手間をかけて、コーヒーを入れる時間を楽しんでみませんか?
コーヒープレス(左・2,200円/540cc)
ミルクフォーマーBK(右・1,500円)
※どちらも税別で、スターバックスの店頭にて購入できます。
 抽出時間が短いものほど細かく挽いたコーヒー豆を使います。逆に、今回使う「コーヒープレス」のような、抽出時間が長いものには、通常より粗挽きのコーヒー豆を。
温めた牛乳をミルクフォーマーに注ぎ、つまみを上下させて泡立たせます。2倍ぐらいの量になったらOK。
★つまみを上下させる時に、ミルクフォーマーの底に器具が付くか付かないぐらいまで下げます。大きく手早く動かすと、空気を含み、泡立ちが良くなります。
コーヒープレスにコーヒー豆を入れ、沸騰直前まで熱したお湯を縁から3cm下まで注ぎます。 軽くかき混ぜてから、つまみを引き上げた状態のままふたをします。
そのまま4分ほど待ち、時間がきたらつまみをぐっと押し下げます。カップに入れたコーヒーに、ミルクフォーマーの牛乳を静かに注ぎ、最後に牛乳の泡立ったものを上に乗せて出来上がり。

※抽出したコーヒーに氷を入れ、冷たい牛乳をミルクフォーマーで泡立てたものを注げば、オリジナルのアイス カプチーノも作れます。
どちらも中身は、エスプレッソとミルクだけ。違いはミルクの分量です。カプチーノはエスプレッソにカップの半分までミルクを注ぎ、残りのカップ半分にはミルクの泡を入れます。そして、エスプレッソにカップの縁1cm下までミルクを注ぎ、ミルクの泡でフタをするのがラテです。
 スターバックスの泡のドリンクと言えば、カプチーノだけじゃありません。「スターバックス ダブルショットTM シェイクン エスプレッソ」は、新感覚のアイスドリンク。エスプレッソ、クリーム、シロップ、氷を特製のシェイカーでシェイクすると、泡立ったエスプレッソに仕上がります。味もさることながら、目の前でシェイクするバリスタのパフォーマンスも見ものです。
(コーヒー、バニラ、キャラメル/各350円)
※11月11日(火)までの期間限定品。
 お店で出てくる、ジョッキの生ビール。ビールはキンキンに冷やして斜めに注いでそれでOKじゃないの?とお思いの方! ちょっとの誤解が、大きく味を左右しますよ。ビールにまつわる話も交えて、改めてビールの味の深さに乾杯〜!
※ビールに関する記事は、サッポロビールのホームページ「ビールのよりおいしい注ぎ方」を参考にさせていただきました。
 ビールを注ぐグラスは、洗剤を使ってよく油分を除去し、十分に水洗いを行ってグラスを逆さまにして水を切ってください。布巾などで水を拭き取ることで、かえって油分や糸クズがグラスに付着する可能性があるので、自然乾燥がベストです。
グラスはまっすぐに置きます。
★グラスを斜めにして注ぐと“フタ”の役割をする泡が立ちません。グラスはまっすぐに。
最初は静かに注ぎ、徐々にピッチを上げ、きれいな泡の層をつくります。
グラスの2/3に達したところで、スピードをゆるめ、量を調節して注ぎ終えます。

※よりおいしく飲むために、グラスを冷蔵庫で冷やしておくと、ビールがグラスの温度で温まるのを防いでくれます。ちょっと曇って霜がつき、ひんやりとしたグラスは「フロスト・グラス」と呼ばれ、ビールの壮快感を倍増してくれるはず。
ビールの泡は、ただおいしいだけじゃありません! 実は、グラスに注いだビールの酸化を防ぎ、炭酸ガスを逃さないようにと保つという、重要な役目を果たしていたんです。ちなみに、ビールの泡がビールより苦いのは、泡の膜に苦味の主成分イソフムロンが濃縮されているからなんだそう。
ドイツでは、飲食店などで出すビールやワインのグラスには、しっかりと容量を明示し、目盛りまで注ぐことが法律で決まっているそう。日本ではほとんど目にすることはありませんよね。
昔、ビヤホールで「泡の量」をめぐる裁判があったのはご存知ですか? 昭和15年の夏、ビールの泡の量を多くして、不当な利益を得ていると、暴利取締令違反で訴えられたビヤホール店主がいました。ところが、この店主は泡もビールのうちと一歩もひかないまま、4年にもおよぶ大論争に。結局、下された判決は無罪。確かに泡もおいしいけど、多すぎるのは損をした気分がしますよね。