主人の勤める会社が不景気でボーナスが出なくなって2年。子供は3人とも学校に入って、手はかからなくなったのですが塾などの教育費がかかるようになりました。家計の足しにするためにも就職したいと思っています。といっても結婚退職して12年、どっぷり主婦の生活に浸かっていたので資格も特技も何もありません(ワープロ入力ぐらい)。夫は一緒に買い物にいったときなど、「ここのスーパーで時給800円か。1日5時間で4000円、週5日で2万円、月に8万円か。パートってきびしいもんだなあ」などと言います。
 働くなら単なるパートではなくて、少しずつでもキャリアが積めたり昇給があるといった期待がもてるところがいいと思うのですが、求人広告を見ると年齢制限でダメ。40歳資格なし主婦のできる仕事って、こういうパートしかないのでしょうか。
(40歳、結婚12年、子供12歳、11歳、7歳)

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経済的に就職を考えているのであれば、とりあえず頭で考える前に行動に移すべきだと思います。パートだって立派な仕事だと私は思います。(Kさん)
仕事を探すためには、いろいろな機関、方法があります。あきらめないで、ご自分の勤務条件に合う仕事を、最初は金額にとらわれず、とりあえずはじめてみたらいかがでしょう。そこで一生懸命やればまた次のチャンスが開けてくると思います。(Oさん)
お子さんが母親が働くことについて理解できる年齢になっているので、なんでもできると思います。月8万円の収入は、あるとないとでは大違いだと思います。パートさんでも感じのいい人、悪い人がいます。どんな職でもやる気をもって頑張ってほしいと思います。(Yさん)
コンビニやスーパーのパートだって、一生懸命働いていれば認められて、昇進したり時給があがったりすると思います。今すぐに働きはじめたいのなら、最初はお金のことは考えないほうがいいのでは?(Muffin-Net編集室・M)
43歳で初仕事。
今はチーズ&ワインアドバイザー

Oさん(55歳、結婚31年、子供30歳、28歳)
 仕事をはじめたのは43歳。再就職ではなく初就職でした。仕事をし始めて、確かに自分が変わっていったように感じました。同世代の人からは普通の主婦には見えないとよくいわれますね。ワインやチーズの資格で高収入が得られるわけではありませんが、レストランや旅先での食事はワインが楽しみだし、名前で味が想像できるので料理とあわせやすい。チーズはいつも冷蔵庫にストックがあり、ワインとともに味わえば1日の疲れも吹っ飛んでしまう。そんなふうに生活を楽しむことができるようになりました。

 私は結婚してから42歳まで専業主婦でした。その間料理や革細工や水泳、テニスなどいろいろな習い事をしていて、39歳のときにダイビングの資格を取りました。ダイビングの費用は夫からもらっていたのですが、ある時、「遊びに行く費用ぐらい自分で働いたら」と高一の娘に言われて、「そうだ、社会に出てみよう」と思い立ったのです。

 新聞の求人広告をくまなく探しました。40歳が年齢制限のところがほとんどでした。それでも、なんとか外資系金融会社で週3日契約の仕事が見つかりました。時給1000円。43歳のとき。でも3年後バブル崩壊で、その会社が日本撤退。その後若い友人の紹介で、ワインの広報機関に週3日契約で就職できたのです。今度は時給1300円でした。

 仕事はワインについての問い合わせや質問に答えること。ワインのことなど全然知らず飲んだこともなかったので、社内にあったワインの本をかたっぱしから借りて読みました。イベント時にはワインの試飲をしたり、ワイン研修に参加を頼み込んだり。それなりに知識がたまってきたので、そうだ、世界のワインのことも知らなきゃいけない、ワインアドバイザーの資格をとろうと思ったのが51歳。

 仕事をしながらワイン教室に通いました。3月から8月まで夢中になって受験勉強しました。毎日家でも電車の中でもブツブツ暗記。そのかいあって日本ソムリエ協会のワインアドバイザーに合格。徐々に上がっていた時給は資格をとってから1800円に上がりましたね。またフリーでイベントの手伝いをしたり、ワイン教室の講師をしたりと、華々しいとはいえないけれど、ぼつぼつ仕事が入ってくるようになりました。

 結局ワインの広報機関の仕事は53歳で辞め、翌年、チーズコーディネーターの資格にも挑戦したのです。こちらも猛勉強して合格し、晴れてワイン&チーズアドバイザーという名刺を作ってしまいました。

 今は週3日医療出版社に籍を置き、合間にワインの認定試験対策通信講座の添削やイベントのお手伝いなどを入れています。単発のお仕事は1日6時間でだいたい1万円。仕事というより趣味の延長ですね。出版社の仕事は何の特技もないので時給1000円です。

 私がここまで勉強したり社会へ出られたのは、夫と子供たちの協力のおかげだと思っています。今の若いかたがたとは事情もだいぶ違うと思いますが、どちらにせよ生活は自分ひとりのものではなく家族あってのものだと思います。

 そのことをしっかり心に刻み、チャンスを待つのではなく、ご自分で探し出すくらい積極的に飛び込んでいってほしいと思います。仕事を始めたら、その仕事からまたどんどん新しい世界が広がってくるのですから。