結婚や出産で離職した女性が、また働きたいと思ったときにぶつかる3つの困難。
「自信がない」「年齢制限ではねられる」「家庭と両立しないといけない」。
 どれもちょっとやそっとで解決できそうにはありません。でも、だからといって仕事が見つからないわけではない。ちゃんと仕事をしている人もいる。今仕事をしたいと悩んでいる3人の女性のメールに、仕事を見つけてがんばっている女性たちがアドバイスしてくれました。

 最初の妊娠で退職してから8年、変化のない生活にいいかげん煮詰まってます。独身時代の自分と今の自分を比べてうんざりしちゃって。自分自身、反応が鈍くなってきたのがわかるし、考え方もつまんない人間になったと思うんです。主人は、「体型も頭の中もオバサンになってきた」なんてグサッと言うし。
 専業主婦していた同い年の友達が、去年就職したのですが、「大変大変」っていいながら、どんどん若返ってキレイになりました。私だってという思いは確かにあります。だから来年下の子が小学校に入るときが、いい機会と思うのですが、彼女と違ってコネがない私に、この不況の中でどんな仕事があるのか。ひとりになると、いつも「仕事をしたい、探そう」という気持ちと「こんな私だから、どうせつまんない仕事しか見つからない。やっても損」という気持ちの堂々巡り。どうしたらいいんでしょうか?

(38歳、結婚9年、子供8歳、5歳)

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どうしても仕事がしたいというよりも、友達が働いていることがうらやましいという思いのほうが強いのではないでしょうか。仕事でなくても、自分自身が楽しんだり、打ち込むことがあれば、その思いは解消されるのでは? どんな仕事でもやってみなければよさはわからないと思いますよ。(ケーススタディ1のKさん)
生活の変化を求めたい、友人がうらやましい、そして仕事をしたいというお気持ち、わかります。しかし本当に就職して無我夢中で働きたいのですか? 今のご自分をじっくり見据えてから、あなたにとって何がもっとも大切な事かを考えましょう。(ケーススタディ2のOさん)
仕事が見つかれば解決する問題ではないと思います。やる気をどこに向けるか。小学生が2人ならPTAの役員をするとか、趣味を見つけるなど、自分が生き生きとしてから仕事を探したほうが、適した仕事につけると思います。(ケーススタディ3のYさん)
気持ちはよくわかるんですが、厳しいことを言ってしまうと、そういう心の状態だと見つかる仕事も見つからなくなってしまうような気がします。何事も悲観的に考えてしまっていませんか? きっと今必要なのはストレスを解消して、自分の得意分野や長所を見つけることだと思います。そうすればプラス思考できて、仕事を探すパワーも生まれてくると思います。
(Muffin-Net編集室・M)
乳製品のお届け販売。
託児所がある職場を選びました

Kさん(31歳、結婚7年、子供5歳、2歳)
 乳製品のお届け販売をしています。平日ほぼ毎日、自転車を使って外を走っています。雨や雪のときはカッパを着て、製品をたくさん積むのでかなり体力は必要ですね。それに食品を扱っているので、消費期限や衛生面にはとても気を使います。商品を仕入れてからお届けするまでが仕事ですから、1日約7時間ぐらい。日・祝日が休みで、収入は月に平均8.5万円です。

 仕事をしてる一番の理由は経済的なことです。でも、もうひとつの理由は、家事や育児だけだと社会から遠ざかってしまう感じがしたから。それでストレスがたまって、働きたいなあと思ったのです。

 仕事には収入以外のメリットもありますよね。それは実感しています。私の場合は、毎日お客様にお届けするときには当然コミュニケーションが必要なわけで、そこからいろいろな情報や知識が得られて勉強になるし、楽しいです。それに外を回る仕事なので、季節を肌で感じることができるのもうれしいです。

 もちろん仕事をはじめて、家事や子供のことで悩んだこともあります。あるとき、勇気を出して、主人にもう少し協力してほしいと言ったんです。そうしたら、結構協力してくれるようになりましたね。こちらから言い出さなくてもわかってくれてる面もあると思います。欲を言えばきりはないですけど。やっぱり共働きはお互いに思いやり、協力し合わない限りうまくいかないのだなあと思います。

 そうそう、この仕事を選んだ最大の理由は託児所があったからです。私の住んでいる市は保育園が少なく、しかもすでにフルタイムで働いている人優先でしょう。だから働きたくても預けるところがなくて働けないという人が大勢いると思います。働く女性がこんなに増えているのだから行政ももっと真剣に考えてほしいですよね。

 みなさんの中にも子供の預け先に困っているかたが多いと思いますが、託児所付きの職場も探せばあると思いますよ。2歳の長男を預けていますが、集団生活の中でたくましく育っている姿を見て、小さいときから入れてよかったと思っています。