働いている女性と専業主婦の違いは何?
みんな、自分の陥りやすい欠点に気づいています
「結婚出産後も仕事をしている女性と、専業主婦の女性がいますが、女性の生き方として、あなた自身はどちらがいいと思って
い
ますか。また両者の間にどんな違いがあると思いますか」という質問に対しては、多くの批判がよせられました。もっとも手厳しい批判は、「
質問自体が差別的
。こういう質問をすることで
専業主婦と働く主婦の対立をあおっている
」
(38歳)
といったものでしたが、あえて質問したのは、
暮らし方の違いがその人の意識や関心に影響を与える面もあるだろう
と思ったからです。たとえば、第2回で紹介した専業主夫と働く妻のご夫婦の例では、「
うちの夫の言うことは、どんどん専業主婦に似てきていますね。私のほうは恥ずかしいくらいサラリーマンっぽくていやになります
(笑い)」
(44歳 結婚20年 子供2人)
だそうです。
そこで、働いている人もいない人も、自分が陥りやすい欠点に気づいていたほうがいいと思ったわけですが、どっこい、
みんなわかっている!
働いていない人が自らを反省するときに感じることと、働く女性が専業主婦に向ける批判はだいたい同じですし、専業主婦が働く女性に向ける批判と働く女性が自分を省みる言葉も似たようなものなのです。
以下に紹介する2つのメッセージは、専業主婦であれ働く女性であれ、多くの回答者が言うように、「
自分の選択に自信を持ち、無責任にならないこと
」が大事だと思わされたご意見です。
働く主婦、専業主婦、両方体験してみて…
一昨年、長男主産後育休をとって復帰予定でしたが、育休中に次男妊娠し、やむなく退職し、現在専業主婦中です。専業主婦歴約2年、共働き歴8年。
両方を経験して一番感じたことはやはり専業主婦がつきあえる範囲の狭さと、わが子だけに情熱を傾け、極端に言えば
「
自分の家庭さえ平和なら
」
という感覚の人がとても多いこと。
世間で何が起ころうとも「まあ、うちには関係ないからそんなこと知る必要もない
」
という態度です。経済活動を一手に旦那に頼り、年金や税金面で第三者に援助してもらっているのに「誰にも頼って生きてない」という感覚には驚きました。
でも、子育ての面では、やはり現在の日本では専業主婦でよかったのかなという思いもあります。子育て中に正社員として働いている女性のほとんどが、
実家におんぶに抱っこ
の状態で両立させています。これでは完全に自立した大人とはいえない気がします。結局私のように、双方の両親が遠方の場合には両立はほとんど不可能です。
それに仕事を持つ女性たちは、
近所問題には全く興味ない
ようです。かかわりを持ちたくないという態度で接する人も多いように思います。やはり一人で生きているわけではないのでこの態度には納得できない面があります。
理想とすれば、仕事も家庭も、家族それぞれが協力しあい両立できる生き方です。やはり女性でも一個人として経済活動を担い、社会参加するべきと思うし、男性も仕事一辺倒でなく、日々の家事活動や近所付き合いもこなし生活に密着した活動もするべきだと思います。
我が家の夫は、育児にも家事にもかなり協力的なほうですが、帰りが遅くては、子供とかかわる時間も家事にかかわる時間も作れません。これは
社会構造の問題
かもしれないと、考えてしまうこともあります。
でも世間のせいばかりにはできないし、現状を変える努力をしないと自分も今後の
女性の未来も開けない
ので何とか打開策を練っている?状態です。
(35歳 結婚10年 子供2人)
専業主婦は批判に弱い。でも働く女性も欠点がいっぱい
結婚後はずっと専業主婦。子供が高学年になったころから、PTAや地域活動をしています。ゴミ捨てのこと、独居老人のこと、
地域再開発のことなどでちょっと意見を言ったら、それなら自分でやれ
って感じで、役員とか世話人になって週4日は用事してます。
仕事経験がほとんどないので何事もテキパキとできず、だいぶ周囲の方にご迷惑をかけました。でも、最初は迷惑をかけたなんて思わず、「みんながやらないことをしてあげてるのに、なんでこの人たちは文句を言うの?」と腹を立てていました。でも根が勝ち気なせいか、
悔しくてがんばっちゃった
んですね。で、やり始めたら、家事と違って終わりがある。「やった!」という感じがうれしくなり、ご老人から「助かります」なんて言われるとうれしくて。
家庭って主婦の天下ですから、
家事はいくらでもごまかせる
し、
子供も小さいうちは母親が絶対
です。日常、
批判の目のない世界にいるから、誰かにちょっとでもダメと言われると、敵意がいっぱいになる
傾向が主婦にはあるんだと思います。世間知らずとか視野が狭いってそういうことじゃないのかな。世の中にはいろんな人がいるってこと、知ることはとても大事なことですよね。専業主婦でも働く主婦でも、へんな人もいれば立派な人もいるし、誰だって失敗もあれば成功もあるんだから。こう思える心のゆとりは、家庭に閉じこもって育児しているときはなかったです。
働いている女性でびっくりするのは、
自分はあなた方より偉いんだと態度で示す人
がいること(あくまでも一部ですよ)。こんなことも知らないのか的態度をされたらやっぱり腹が立ちます。それに専業主婦は税金や年金で優遇されている、私たちは損をしているみたいなことを言ったりする。だったら専業主婦になったらいいのにって思いますよ。それに
自分だけ辛い思いをしていると悲劇のヒロインになっている
愚痴るタイプ。忙しすぎてイライラしている人を見ると、子供がかわいそうって思っちゃうのも事実です。でも、その人の性格ですから、しかたありませんね。専業主婦にもホントに
自分勝手で自分の家庭のことしか考えていない人
がいますから。どっちもどっちかな。
私としては、働いても働かなくても、
自分の心のゆとりがある程度もてる暮らし方
をするほうがいいと思っています。
(39歳 結婚15年 子供2人)
ところで、独身女性の意見は?出産後も働き続けたい人が大半!
今回回答してくれた人の中に独身女性は283人(平均年齢30.8歳)。その半数以上がフルタイムで働いています。そして、その7割近くが、「働くか働かないかは、その人の選択」だが、「私は子供を産んでも働き続けたい」という意見。その中の多くは、「夫の協力があれば可能」「子供が小さいうちは無理だろう」「3歳ぐらいまでは子供中心の仕事を選ぶ」という限定つきなのですが、「出産後も働いている人のほうが素敵に見える」「これからの時代、経済的に夫に頼る生活は危険」「自由に使えるお金がないと不安」「専業主婦は最初は楽しくても長くなるとつまらなくなるだろう」「外界の刺激が私には必要」「働かない人生は想像できない」という理由で、「環境が許す限り仕事をし続けたい」。もちろん中には独身のままの人生を選択している人もいます。
男性からもメールが
●
女性だからこそ、働くか働かないかという選択があるんですよね。子供を産めない男が、仕事をしない人生を選ぶことは社会的に認められない。リストラされた私は、今仕事探しに奔走しています。パートをしている妻に追い立てられながら。これも辛いですよ。
(35歳)
●
女性は、子供を育てながら働くためには夫の協力が不可欠と言います。でも結婚するとき、協力してくれそうな男を見つけているかというとそうでもないんですよね。ボクだったらいくらでも協力するのに。やっぱり結婚相手は男らしくてエリートでしょ。そういう男はだいたいがわがままで協力的じゃないもんなんだけどね。ボクのひがみでしょうかね。
(30歳)
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