愛する人が突然思いもしないことを求めてきた…そんな経験を持つ人は、意外と多いようです。彼の要求を受け入れるべきか、はっきりイヤと言うべきか。性にタブーはありません。でも、自分が心地いいと思えないことを無理にしてしまうことも、ふたりの間にすきま風をもたらす可能性が。「セックスは大事なコミュニケーションです。相手に対して率直で誠実な姿勢が大事ですね」(永田由紀子さん)。
 うちの主人は、下着フェチ? 見たこともないようないやらしい下着を買ってきて、はけといいます。いやだというと、お願いだから、と頭を下げて頼むので、しかたなく応じているのですが、最初はパンティだけだったのに、ブラジャーとかガードルとか、もういろいろすごいのを買ってきて、自分の机の中にコレクションしています。使用後は自分でていねいに洗います。そして夜になると、「今日はこれとこれ」というふうに言ってくるんです。私は何度やっても、下着でその気になるということはありません。うんざりしてきます。これからずっと主人の要求に応えないといけないのかと思うと憂鬱です。主人をもっとノーマルにする方法はないでしょうか。
●30歳、夫35歳、結婚3年、子供なし
彼もあなたも満足できる
下着を探してみようよ!
 下着フェチというのは、女性の下着そのものに異常に執着する人のこと。執着する対象が下着を着けている女性にある場合は、フェチとはいいません。エッチな下着を着けている女性に欲情するのはもちろん、それを着けていると想像しただけで興奮するというのは、男性なら誰でも経験があるんじゃないかな。だから、あなたのご主人は、いたってノーマルな男性だということです。
 といっても、かなりの凝り性だし、すごくマメですよね。あなたのために下着をコレクションしたり、洗濯するだなんて、なかなかそこまでできる人はいない。ひょっとすると彼は、あなたのボディ・ラインが自慢なんじゃない? それで、あなたの体をもっとセクシーに見せたい一心で下着選びをしているんだと思う。
 ただ、残念ながら彼が一生懸命に選んでくれた下着は、彼にとってはセクシーだけどあなたの美意識には耐えられない代物だったのね。多分、このまま応じていたら彼はあなたが嫌がっていると分からないから、ずっと要求しつづけると思うわよ。だから、この際、あなたの素直な気持ちを伝えて、あなたも一緒に下着選びに参加してみてはどうかな? 最近は街のランジェリーショップでも、Tバックや股割れパンティが売られているし、インターネットや通販のカタログショップを利用する方法だってある。思いきって、彼をショッピングに誘ってみるのもいいんじゃない?
 一緒に買い物をすれば、お互いの求めているものや違いも分かってくるだろうし、あなたがどういう下着なら喜んでくれるのか、彼に具体的に知ってもらえる。それですぐに彼が意見を変えるとは思わないけど、少なくともあなたがうんざりしない下着をチョイスさせることは出来ると思うんだけど…。
 気に入った下着を着けるのであれば、あなただって今みたいな抵抗感はなくなるし、そうすればあなたも徐々に彼の趣味を受け入れてもいいという気持ちになるかもしれない。 
フェティシズム
 恋愛の対象になる人間でなく、その人の体の一部や身に着けているものに異常に執着することで、彼らにとってはその特定のものだけが唯一の性的関心事。それがないとセックスが楽しめません。対象になるのは、主に毛髪、耳、乳房、足などの体の一部やコルセット、下着、皮、ブーツ、ゴム、ハイヒールなど身に着けるものです。