10月9日
ノーベル化学賞にサラリーマンの田中耕一氏
 スウェーデン王立科学アカデミーは、2002年のノーベル化学賞を島津製作所の田中耕一氏に贈ると発表。日本人のノーベル賞受賞は、8日に物理学賞が決まった小柴昌俊・東大名誉教授に続き2日連続で、日本人が1年に2人受賞するのは初めて。また、日本企業の現職研究者が受賞するのも初めてとなった。
 田中氏は、たんぱく質(生体高分子)の質量を精密に計測することを可能とする新手法を開発し、これによって乳がんや前立腺がんの早期診断などへの応用が可能になったことを評価された。
 島津製作所内で行なわれた受賞会見で田中氏は、無精ひげにいつもの作業服という姿で登場。「43歳という若い自分がノーベル賞をもらえるとは予想もしていなかった」と驚きを伝えた。今までのノーベル賞受賞者のイメージとは違い、親しみやすいキャラクターの田中氏の受賞は、現役サラリーマンたちに夢を与えるものとなった。