Muffin-Netの執筆陣が、各分野の「ゆく年、くる年」を分析しました。
「ファッション」、「フード」、「コスメ」、「インターネット」などなど、
テーマごとに読んでみてくださいね。
独自の視点で2002年の復習、そして2003年の予想ができます。
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MIYOCOさん
「小物でおしゃれ」連載/スタイリスト
 2002年といえば、ファション業界全体に非常に厳しかった年だと思います。流行を生み出したいと思っていても、受身で守りの姿勢を非常に感じる年でした。結果、どのブランドを見ても懐古主義のテイストに偏り、みな似たり寄ったりのイメージに落ち着いて、爆発的ヒットも見かけられなかったでしょう? 少し元気があったカジュアルブランドなども、今年は消費者の「飽き」に直面して売り上げがガタ落ちになったことが、今の時代を反映していると思います。

 とは言え、ブランド信仰日本において、ゆるぎない地位を確立した「ルイヴィトン」が売れまくっている状況は、「どこかを締めても良い物を持ちたい!」という思いがゆえ。個人レベルでの「堅実さ」と「プライド」で、ファッション業界全体のバランスを保っていたかのようにも見えます。
 
  NYから始まり、各メーカーがこぞって出したのが、ロマンチック・フォークロア調の民族系ファション。アメリカのテロの影響を優しいムードで払拭しようという目的で生まれ、一部の若い感性とあいまって一過性のブームが起こりました。

 でも、これが特に新しいというワケではないのです。ここ2〜3年のファッションは、少しずつ形を変え、それを繰り返しているだけ。ちょっとつけ足しをするだけで、流行を充分意識したカッコがすぐできるんです。これも「新しい物には手を出しにくい時代性」と、「お金をどこにかけるか明暗が分かれた」という結果だと思います。

 個人的には、今年の70年代〜80年代モードのおかげで助けられた感があるかな…。 ファションは繰り返すと言われるように、今年の流行は私が確実に通ってきた道でした。そこに今どきの流行色を取り入れることで、若い人までアプローチできたんです。楽しい会話も違和感なくできました。

 流行をがんばって追いかける時代は終わったと思います。
落ち着いた大人のカジュアルにも、「+エスニック」が人気を呼びました。
 まずは、去年に引き続きの感がある繰り返しモード。春夏コレクションを見ても、50年代調の古きよき時代の懐古趣味的なイメージが、多くのブランドに見かけられました。

 カジュアル的には間違いなくBIGトレンドとなるミニスカート系。重ね着の要素もあるけれど、たくさんの種類が出てくるでしょう。

 相変わらずのパンツ人気は、来春まで続きます。ストレート人気が減退し、ちょっと今までとは形が違う丈の長い極太か極細パンツが注目株! セーラーパンツみたいなハイウエストで、裾広がりのゆったりパンツ。ちょっと絞ったスポーツテイストな物や、ひざ下あたりでカットしてあるクロップドパンツは30歳代前後にもお勧めです。細身のパンツシルエットも是非挑戦してもらいたいけれど、全体のバランスがかなり難しいかも。スポーツテイストをそのまま引きずって、スニーカーなど合わせたらちょっとイメージダウンしてしまいます。高いヒール靴とまでは言わなくても、エレガントな香りがするものを合わせることで、新たなバランスが生まれるはず。ストラップシューズや、ポイン テッドトゥなどのきゃしゃな感じが、来年ますます元気なコーディネイトです。

 流行色としては、春らしい色を目にするでしょう。白はもちろん、濃い目のピンクやべージュ、薄いブルーやイエローからライトグリーンなどなど。メタル感な素材もお目見えするかも。

 デニムブームは今までほどの勢いはなさそうだけれど、パンツでないところに使われている物は出てきそう。

 新しいデザインではなくても、組み合わせのバランス次第で流行を着こなせます。自分の持ち物にプラスする賢者が時代をリードするのかな…。
MIYOCOさんも今年の夏から「ミニスカート+パンツ」の着こなしを披露してくれていました。来年はどんなアレンジができるのでしょう? あなたも手持ちのミニスカートで、03年流のアレンジに挑戦してみてください。