どれが自分にピッタリなの?と、
たくさんのダイエット法の存在はあなたを悩ませていませんか?
「ダイエット法を選ぶ前に大事なことが」というのは
ベテランライターの吉田美奈子さん。
これまでの取材経験から、
ダイエットにいちばん大事な動機や原則について教えてもらいました。


話し手
吉田美奈子さん


Muffinなどさまざまな雑誌のダイエット記事を担当し、ダイエット専門家、ダイエット挑戦者の女性たちと接すること15年以上のベテラン。最近、一念発起して歩数計をつけてジョギングにいそしむ日々。「幸せになるダイエット」、「体脂肪だけを減らすやせ方」「Muffin増刊 中田久美の腹筋ダイエット」(小社刊)など数々の単行本の構成、編集も担当しています。
 
「歩数計はこの1年で8個以上も買ってます。ちょっとしたプレゼントにもいいんですよ」(吉田さん)  
吉田さんが編集を担当した単行本

ブタ、デブ・・人から言われたショックな一言は案外効果なし

 ダイエット知識って、知ってるから実行できるってものではないですよね。実際、できる人だったらどんなダイエットでも効果があるんです。でもできる人はあんまりいない(笑い)。
 本当にやせたいと思って、その目標が達成できる人ってどういう人かというと、何かしらのきっかけがつかめた人かな。動機が大事ですね。自分自身の心にしっかり刻まれた思いとか、はっきりした前向きな目標とか。
 よく旦那様に“ブタ”と言われたとか、街で“あのオバさん太ってる”と言われたことにショックを受けて・・・というけれど、こういうきっかけは一瞬で終わる場合が多いみたい。一時的にその気になっても続かない。
 それよりも子供の入園式や何年ぶりかの同窓会に間に合うようにスリムになりたいとか、すごく気に入った洋服が試着室で着られなかったからとか、まさに、女としてのプライドや心意気。このほうがずっと効果がある。自分も含めて過去の例を見ても、これは実感しますね。
「女のプライド」こそ、己をダイエットへと奮い立たせ、ダイエットを成功に導くもっとも効果的な動機といっていいんじゃないかな。

きっかけは「女のプライド」、挫折しない秘訣は「私ってエライ!」

 実はこの「女のプライド」、ダイエットを続けるうえでも非常に重要だったりするんですね。なぜかというと・・・。
 やせたいって思ったとき、誰でも自分の生活、食事や生活全体をふりかえって反省するでしょ。そして料理をちゃんと作ろう、こまめに家事をしよう、できるだけ歩こうということになる。でね、こうしたことをちゃんと数日間実行していくと、体重だけでなく生活費や交通費も削れる。だから経済的な余裕も出てきます。
 そうすると、あら、私ってなんてすばらしい主婦かしら、女性かしらって、自分がちょっと好きになってくるんです。このちょっと自分が好きになる気持ちが大事。これがダイエットをさらに続けさせてくれる効果があるんですよ。
 ちゃんとしたダイエットをしようとすると、確実に生活は改善されます。つまり自分自身の状態が向上するんですね。単品ダイエットで空腹感を我慢するより、やっていていろいろな面で気持ちがよくなる、ダイエットのおかげであれもよくなった、これも向上したって思える効果ってすごいですよ。

きちんとしたダイエットは、何から始める?

  きちんとしたダイエットで生活を変える・・というと、難しい事のように聞こえますが、実はすごく簡単なこと。ご飯茶碗を一回り小さな茶碗に変えるとか、いつもより少し多く歩いてみる。その程度のことでも続けられると気分がいいし、いろいろなことが改善してくる。だから次のステップに進むことができるのです。
 ダイエットとしては食事と運動の両方を実行しなくちゃいけない。でも、まずは「食事と運動、どっちが面倒かしら?」と考えて、無理っぽいと思ったほうを先に実践したほうがいいと思います。
 私の例で言うと、ご飯を我慢することはわりと簡単にできるけれど、ウォーキングはちょっとできそうにない気がした。しかもウォーキングは20日で1kg減にしかならない計算。けれど、絶対に無理と思っていたウォーキングを続けられている自分に気づくと、それをきちんとやれている自分がうれしくなるし、その努力を2倍にも3倍にもの効果にしたいと思って、ご飯を小さい茶碗に変えることなんてオチャノコサイサイ。「無理そうと思ってたことがクリアできた」という小さな自信のおかげで、簡単なことはいくらでもできちゃうし、ダイエット生活が楽しい毎日に変わってくるんです。
 よく「手軽なことから」というけれど、逆に「ちょっと難しそうなことから始めましょう!」ってアドバイスしたいですね。
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