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■上智大学教授・福島章氏が考える
「ストーカー」5タイプ
[『ストーカーの心理学』(PHP新書)をもとにまとめたもの]
1イノセントタイプ
ストーカーと被害者はほとんど面識がないのにも関わ
らず、ストーカーが勝手に妄想してストーカー行為に
及ぶもの。
2挫折愛タイプ
(知人・恋人関わらず)関係が崩れたとき生まれる。
3破婚タイプ
(法律的でも事実でも)結婚を解消したときに起きる。
4スター・ストーカー
有名人を狙ったもの。NHKの久保純子アナウンサーが
狙われたのは、その典型。
5エグゼクティブ・ストーカー
学校の先生、コーチ、会社の上司に憧れて勝手に妄想
してストーカー行為に及ぶもの。
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犯罪心理学の福島章上智大学教授は、ストーカーを上の5タイプに分けています。これを見ると、どのタイプの男性にも一生出会わないだろうなんて、たかをくくっていられなくなります。犯罪までいたらなくても、ストーカーを想像させる行動をとる男性は少なくないからです。(ケース1、2参照)
前述の荒木氏は、この5タイプを前提に、ストーカーを「片思い型」と「別れ話しもつれ型」の分けて、次のように語っています。
「片思い型の場合は、比較的早い時期に警察を含めて誰かに相談できるので、悲惨な事件にまで発展することは少ないんです。しかし、別れ話もつれ型の場合は、最初のうち被害者には相手の行動がまったく読めない、どんな危険があるのかもわからないので恐怖感でいっぱいになります。しかも、ストーカーと自分の間には、第3者には言えない秘密や弱みがあったりする。そのためにすべてを公にする覚悟ができず、できるだけ穏便に済まそうとする。この態度が、ストーカーになった男性には、自分のことを理解してくれている、気を遣ってくれている、と見えてしまうこともあるわけです。そうすると行動が徐々にエスカレートして、非常に危険な事態を招くことになりかねません」
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■ケース1
傘を貸してくれた男性が、
あとをつけて来た。。。
(都内女子高校生・16歳)
都内のKというパン屋でアルバイトをしています。ある日、帰ろうとしたら突然雨が降ってきて、傘を持っていなかったのですがそのまま帰ろうと店を出たら、見知らぬ顔の30歳ぐらいの男性が立っていて「傘をどうぞ」と差し出してきたんです。お店にきたお客さんなのかどうか分かりませんが、その男性は強引に傘を押しつけて去っていきました。しかし、私はその傘を使わずに他のバイト友達に貸してしまいました。
次の日、傘を貸した友達が私に「昨日、変な男の人がつきまとって、気持ち悪かった」と言ってきて、その3日後に切手の貼られていない封書が自宅に届いていたんです。その中身は「どうして僕の貸した傘を使ってくれなかったの?僕は弁護士です。だから君の住所もすぐに分かるさ」と言った内容が書かれていました。
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■ケース2
商品に私の名前をつけた男
(フリーランスライター・30歳)
まだ会社に勤めていたとき、商品企画をやっている先輩の男性の中に、毎週休日の決まった時間に自宅に電話をかけてくる人がいました。内容は他愛もないことなんですが、「声を聞けるだけでいい」と言われ、困りましたね。結局2か月以上も毎週同じ時間に電話がかかってきて、私は好きなドラマが見られなくなってしまった。迷惑だったけど、電話の内容は世間話程度だったので、何もいえなかったんです。
しばらくして、会社でも用もないのに私のいる部署によくやってくるようになりました。時々食事にも誘われました。もちろんやんわりと断りつづけていました。それでもよくやってくるので、課内でも有名に。幸い周囲の同僚が心配してくれて、気をつけてくれたのでふたりだけになることはありませんでした。ただ、その男性の提案した新商品の名前が、私の名前だったことを知ったときは、正直いってぞっとしましたね。
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