シンクの上下の収納スペースは、従来、主流だった左右に開く観音開きのタイプより、手前に引き出すタイプのほうが圧倒的に増えています。それによって棚の配置も縦割り中心のスタイルから、横割り中心のスタイルに。食器や調理器具は縦に積み重ねすぎると取り出しにくくなりますが、手前に引き出すスライドタイプだと、たくさん収納できて使いやすいのです。
 シンクの上部は、なかなか手が届きにくいものですが、ソフトダウンウォールで、棚の中味を手の届きやすい位置まで引きおろすことができます。収納品の荷重が変わっても、ほぼ一定の速度でスムーズにおろすことができるので安全です。手でひきだすタイプとスイッチ式の電動タイプのものがあります。さらに上の段と下の段のクルッと入れ替わる「どんでん収納」というスタイルも人気。
ワンタッチで、キャビネットのガード部分を開閉することができます。安全に収納しつつ、出し入れするときもラクラク。 冷蔵庫放熱ユニットをとりつけることで、冷蔵庫の上にもソフトダウンを設置できます。
使用頻度の高い食器や調理用品を収納しても、出し入れは簡単です。
シンクの前にたったとき、目の前に液晶テレビをセットできます! テレビを見ながら、洗いものをしたり、調理したりできます。 蒸気がでる炊飯器やポットを設置するには、蒸気処理機能内臓の収納スペースの中に置けば結露の心配なし。 扉の内側の切り替えスイッチを切り替えると、食器棚の中が見えたり、隠れたり。状況次第で変化させられます。
 一時期、コンロのスペースがワークトップよりも下がった位置にあり、横から見ると段差がついているタイプ。使う方の背が低い場合、コンロの上においた鍋をのぞきやすいようにと考えられて設計されたものです。
 しかし、コンロの高さもワークトップと同じほうがお手入れしやすいし、作業スペースとしても使いやすい、という声が大きくなり、現在ではワークトップとコンロが同じ高さのものに戻っています。とくにIHクッキングヒーターの場合は、コンロ部分がプレート上になっているため、火を使わないときは調理台の延長として使えます。
 座って料理の下ごしらえができるというシステムキッチンが売り出されたことがありますが、座ったまま調理すると、力が入らないので作業をしにくいという声が出てきました。また、脚を入れるスペースを設けると、収納力が格段に少なくなってしまうので、それを嫌がる方も多かったのです。さらにキッチンに椅子を置くと、椅子自体が邪魔になるという声も。
料理をいただくスペース・加熱機器・調理台が一枚のテーブルに一体化。テーブルに隣接して小さな流しがあります。2005〜2010年はこんなミニマムなキッチンが主流になるかも?