Vol.97
本のセンスアップ・デコレーション(2003年5月13日)
ハードカバーの本は単に本棚に並べるだけでなく、インテリア小物などと一緒にディスプレーするとひと味違う空間を演出することができます。今回はセンスがよくて、しかも実用的に飾るテクニックを紹介します。

 大切なハードカバーの本は、本好きの人にとっては宝物です。そんな扱いをしたい本は書棚にこだわりましょう。例えば、写真1のように、ふたのついた木製の収納ボックスはいかが。このボックスは開けると飾り棚になるタイプなので、ふたを開けたままで美しい本が飾れるのです。本は背表紙の色でモノトーンや黄色系というふうにカラーを統一します。ゆとりを演出するため、めいっぱい並べずに、すこし空間を残すところが技。飾り棚部分に飾る小物は、本を引き立たせるためにさり気なくを忘れずに。
 また、手軽な方法としては、インテリア小物のひとつとしてディスプレーすることです。写真2は、部屋のコーナーにバスケットやグリーン、アンティークのカップ&ソーサーと一緒に自由な感覚で飾った例。心地よい物を少しずつチョイスしてミックスすると、本も素敵な空間の一員となります。
 写真3のように、無機質なAV機器の隣りに並べてもいいですね。AV機器は目立たないように低い位置に置き、その上が一枚板の飾り棚。AV機器の隣りに本があると、どことなく温かみが感じられてナチュラルな雰囲気になります。この場合は白やシルバーですが、全体の色彩統一を意識すると、飾る収納は成功しますよ。
 本の量がかなり多くなるというお宅は、やはり本棚としての収納場所を増やすことになりますね。でも、天井付近まであるような本棚が並ぶと、空間は圧迫されてしまいます。そんな状態を解消するべく大容量の本棚を確保したのが、写真4の例です。このお宅は家を設計したとき、廊下に大人の腰ほどの高さに本棚を設置。棚の色を白にしたことも圧迫感解消のひとつになり、スッキリとした本棚になっています。
写真1 大切な本を飾るにふさわしい木製の収納ボックス。本が美しく見えます。
写真2 写真集などきれいな表紙の本なら、立てかけてもきれい。
写真3 AV機器がブックエンドの役割もしてくれて便利に並べられます。
写真4 高さではなく、横の広がりで収納力をアップさせたセンスある本棚。
撮影/多田昌弘、野口健志