Vol.87
キッチン小物はこだわって選びたい
(2003年3月4日)
素敵なキッチンは、さり気なく置かれている小物ひとつにもこだわりがあるもの。今回は妥協をしない小物選びや収納方法を実現したお宅を例に、快適と美しさを兼ね揃えたコーディネート法を紹介します。
写真1 使いやすいため、訪れる友人たちも遠慮なくこのキッチンに入り、自慢料理を作るとか。。
写真のキッチンは、収納部分にまったく扉のないオープン収納。I型のカウンタートップとステンレスの棚、棚内にはぴったりサイズのワゴンなど、まるで料理店の厨房のようです。こうしたタイプのキッチンは、どこに何が置いてあるか一目瞭然にわかるのでとても使いやすい反面、表に出ている物に統一感がないと、煩雑な印象になりがちです。その点、このお宅は物も厳選されて、小物のデザインにも統一感があり、とても洗練された印象です。そう見えるのには、実は理由があるのです。それは、このキッチンに置いてある小物は、すべて選びに選び抜いた、こだわりのある物ばかりだからです。デザインや色、使いやすさなどがイメージ通りに見つかるまで、とことん探す努力を惜しまない成果なのです。
例えば、マグネットの包丁収納は自動車工具店で見つけたフランス製。それが売り切れだったので、フランスまで注文してもらい、6ヶ月待って手に入れたもの。また、キッチン小物を掛けるバーは、風呂場用の手すりに利用されているもの。鍋や食器も気に入ったシリーズのみを集める、食品の保存びんも統一するなど、すべてにおいてこだわりを持つと、そのお宅ならではの魅力が出てくるのです。
「使えれば何でもいいや」ではなく、ポリシーを持って、急がずゆっくり、自分スタイルのキッチンを目指すことが大切なのです。
写真2 風呂場用の手すりを活用した、小物掛けのバー。バーにS字フックを付けて、何でもひっかけて収納。
写真3 刃物はフランス製のマグネットで収納。強力な磁力のため、刃物を近づけるとピタッと吸い付くように付きます。
写真4 粉類、乾物類も同じデザインやサイズの容器でズラリ。鍋も同じシリーズや色で揃えておしゃれ。
写真5 カントリー風の食器棚にディスプレーされた食器は清潔な白で統一。大きな丸いお皿は立て掛けて。
撮影/大前信明
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