Vol.79
人が集う、アイランドタイプのオープンキッチン(2003年1月7日)
 明けましておめでとうございます。今年も『インテリアのおけいこ』をよろしくお願いします。ところでみなさんはどんなお正月を過ごしましたか? 大勢が集ってのホームパーティーを楽しんだ人も少なくないと思います。そんなとき思うのは、私もそうですが、「みんなで料理が作れるキッチンが欲しいな」ということではないでしょうか。そこで今回は、オープンな2タイプの実例を紹介します。ちょっと贅沢で憧れのキッチンかもしれませんが、いつかはこんなキッチンを手に入れましょうよ。

写真1 カウンターテーブルとキッチンセットの間は80cm。このサイズはちょうど半歩で振り向ける距離なので、動きに無駄がありません。
 Aさん宅のダイニング・キッチンの広さは約15畳。壁に向かってキッチンセットがあり、それに並列して特注の大きなカウンターテーブルが置かれています。このカウンターテーブルは単なるテーブルではなく、家電製品の数々が収納されていて、しかも炊飯器やコーヒーメーカーなどは棚の中から引き出してその場で使えるため、使い勝手は抜群です。
 カウンターテーブルの大きさは、幅が2m40cm、奥行きは90cm。キッチンセットと同じくらいの長さなので、キッチンセットが丸見えということがないため、生活感が払拭されています。このくらい大きなテーブルがあると、大勢で作業をすることが楽々できますね。作りながら、食べながら、みんなで楽しいひと時を過ごすことができそう。
 インテリアも色のトーンが淡いベージュでまとめられているので、温かみのある心地よい空間になっています。大人の空間というイメージですね。
 Bさん宅はAさん宅のキッチンセットとカウンターテーブルが一緒になったタイプです。自宅でパーティーをすることの多いBさん宅は、まさにみんなで料理をするようにと、このアイランド型のオープンキッチンにしたのだそう。キッチンとリビングには仕切りがないためオープンな雰囲気で、お客さまは誰でも気軽にキッチンに入ってくるそうです。ちなみにアイランド型のキッチンのサイズは、幅が2m50cm、奥行きは1m10cmあります。
 収納はカップや調理器具がきれいに飾ってありますが、これはいろんな種類の料理を作るので、道具も食器も多く、形もさまざまなため、入れるスペースを決めてしまわずに自由に変えられるようにしたため。それにしまい込むと使わないだけでなく、整理もしなくなるというBさんのポリシーから。オープンにするときれいに並べておかなくちゃとか、ホコリがつくから洗わなくちゃとか、気を使うので、キッチンがきれいに保たれるのだとか。なるほど、納得のひと言ですね。
写真2 炊飯器は引き出して使用可能。コーヒーカップが置かれているのは、配膳台がわりになるスライド式の天板。
写真3 Aさん宅の収納はすべて隠す収納。大勢の人を招いたときは、このカウンターにも料理が並べられます。
写真4 レンジ脇に吊るしてある調理小物は、ステンレスで統一された素敵なデザイン。見栄えがしますね。
 
写真5 向かい合って会話を交わしながら、楽しく料理が作れそうなキッチン。天井の照明もスポットでおしゃれな雰囲気。
 
撮影/杉山一夫、目黒伸宜