約12畳のリビング・ダイニングは決して広いとは言えませんね。すっきりと見せるためには、ソファーやダイニングテーブル、チェストなどの家具類は、最低限だけを置いて空間を広くとる必要があります。
写真1のAさん宅はソファー、ダイニングテーブル、ピアノ、そして、テレビ台を兼ねた小さめの収納棚が置かれています。でも、この写真を見て、狭苦しいという印象はありませんね。その理由はまず、ダイニングテーブルの選び方にあります。デザインがシンプルで、かつ椅子の脚がスリムなため、圧迫感が消えているのです。ソファーはボリュームがありますが、この空間ではあまり目立たない色の布で覆っているため存在感もあまりなし。さらに家具の配置も、部屋の入り口からベランダに向かった縦長の空間を活かすように両側の壁面に置いているため、奥行きが出て広々と見えるのです。このように家具を置いた場合、床面がどれくらいぬけて見えるかが広さ確保のポイントになります。また、このお宅は小さなお子さんがふたりいますが、おもちゃを限定して子供部屋にまとめているため、リビングはすっきりとしているのです。さらに、中央にある窓をカーテンではなく、ブラインドにしたところも空間をシャープに見せている要因だと考えられます。
もう一軒、同じく約12畳のLDKのBさん宅(写真3)。こちらも余分な物はまったく出ていない上、背の高い家具を置いていない、圧迫感を少なくするためにオーディオ類をグレーで統一するなどの工夫が見られます。そして、壁の白と同色のナチュラルな淡いカラーで全体を統一し、さらに広さを強調しています。ソファーカバーやラグマットに強烈な色を使うと、見た目に狭苦しく感じるものです。また、このようなソフトな色でまとめると、家具が少なくても殺風景に見えることはないので、心地よい空間になるのです。まずは必要な家具以外は置かない、家具の配置に工夫する、なるべく背の高い家具は置かない、全体の色を統一するなどのポイントを押さえていけば、必ずお部屋は広々となりますよ。 |
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| 写真2 床面が一直線にベランダに通じているため、広さが強調されます。 |
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| 写真3 狭くなる&散らかり防止のために、リビングのテーブルは置いていません。 |
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