Vol.72
フレンチ・カントリーを意識した全面リフォーム(2002年11月12日)
マフィン世代の多くの人たちが憧れるインテリアは、フレンチ・カントリー。そのイメージを目指して、壁や床を全面的に塗り替え、洗練されたスタイルを完成させたリフォームの実例宅を紹介します。

 今回紹介するTさん宅は、築14年、広さが約67mmの中古マンション。リフォーム前の室内は壁が焦げ茶色で、床も一般的なフローリングでした。いわゆる普通のマンションです。それが写真を見ていただくとすぐに納得していただけると思いますが、見事に居心地のようさそうなフレンチ・カントリーの空間になっています。
 まず変更したのは、壁を白いクロスに貼り替え、床をパイン材のフローリングにしたこと。これで部屋全体がぐっと明るくなり、広々としたイメージになりました。そして、テーブルやキャビネット、出入り口や収納の扉も床と同じパイン材に統一。ポイントとなる素材を合わせ、しかも、小物も徹底してそのイメージに合わせて飾っているため、全体的にすっきりとまとまっています。
 特にTさんがこだわったのは、イメージもさることながらキッチンまわりの快適性。以前はシンク上部の吊り戸棚がかなり大型で、対面式のキッチンなのに腰をかがめないとLDが望めなかったとか。そこで思い切って棚を外し、天井近くにミニ戸棚と作って視界をオープンに。すると、以前では考えなれないほど開放的になったそう。シンクまわりやキッチンのダイニング側を10cm角のオフホワイトのタイルにしたのも効果的にイメージをアップさせています。
 リフォーム後は水きりかごやバスケットなど、ちょっとした雑貨を選ぶにも、以前よりずっと熱が入るようになったとか。さり気なく置かれているグリーンの鉢も明るい空間によく似合い、心地よさを演出。Tさんも家でくつろぐ時間が楽しくなったとうれしそうですが、リフォームで素敵な住まいを手に入れると、毎日の暮らしまで充実するのですね。
写真1 白壁にパイン材がよく似合うフレンチ・カントリースタイル。余分なものを置いていないので空間もすっきり。
写真2 豊かな採光のキッチン。トレイやかごを利用して、調味料やカトラリー、リネン類を収納。
写真3 吊り戸棚を取り除いたことで、グンと視界が広がりました。天井近くにつけたミニ戸棚には頻繁に使わないものを収納。
写真4 洗面所も全面リフォーム。テラコッタタイルを貼り、洗面台や棚もミニタイルで装飾。
写真5 玄関の床もテラコッタタイル。収納棚の扉はもちろんパイン材。鏡の木枠は壁を同色に塗って。
撮影/目黒伸宜