Vol.52
スポットライトで照明効果を楽しむ(2002年6月18日)
照明というと、日本では天井の蛍光灯を思い浮かべがちですが、インテリアをデザインするうえでは、照明をうまくプランできれば、ほとんどお金をかけずに、暗くもの寂しい雰囲気も温かなムードへ変えることができると言われるほど重要なアイテムなのです。そこで今回は、照明を見直す意味で、手軽なスポットライトを使い、誰でも簡単にできる照明の楽しみ方を紹介します。トライしてみると、照明効果の大切さがわかると思います。

写真1 スポットライトを照らすと、オブジェがパッと空間に引き立ちます。
写写真2 グリーンは葉が多く茂っているものより、シャープな枝ぶりのものを。
 部屋のムード作りに欠かせないライティング方法は、間接照明です。インテリア性に富んで値段も高いフロアースタンドが置いてあるお宅も多いと思いますが、実際には宝の持ち腐れで、上手に使いこなしているお宅は少ないのではないでしょうか? 
 それより、おすすめしたいのが、クリップ式のスポットライトです。写真1を見てください。たったひとつのオブジェを上から下にライトを当てるだけで、空間が広がり、存在感がグンとアップしています。
 同じようにグリーンに当てれば、葉や枝のシルエットが壁に映ってさらに効果的です。写真2は、鉢のそばに椅子を置き、スポットライトを取り付けて横からグリーンに当てたもの。壁にグリーンのシルエットが映し出されて、奥行きのある空間を作り出しています。また、鉢に取り付けて下から照らせば、天井にシルエットが出て、大人っぽい演出ができます。こうした陰影は、特にこの季節、気分まで涼しくしてくれるもの。音楽を聴きながら、リラックスタイムを過ごすには最適ではないでしょうか。
 それから、食卓の照明にもひと工夫しましょう。料理をおいしく見せるなら、蛍光灯ではなく、柔らかい光の白熱灯がおすすめです。食卓の上にペンダントライトを持ってきたり、写真3のようにアームライトでもOKです。お客様をお招きした際など、ぜひ、トライしてみてはいかがでしょう。

写真3 ときにはテーブルシーンに変化を。白熱灯なら、料理もおいしく見えます。
撮影/南雲保夫