日本には昔から、すだれやござなど、快適な夏を過ごせるように伝えられてきた知恵と工夫があります。そのテクニックを今の生活にも取り入れれば、ナチュラルで見た目に涼しげな空間が作れます。
例えば、写真1のように床にいぐさの花ござを敷きます。部屋全体に敷かなくても、3畳ほどもあれば、涼の効果は充分です。そして、窓の日除け用と空間の間仕切り用に、同じいぐさのロールスクリーンをすだれのように掛けます。もう、これだけで涼しげな雰囲気は出るので、カーテンの代わりに掛けてみてはいかがでしょう。天然のいぐさは空気を浄化するといわれるので、体にもいいのです。こんな空間をお昼寝スペースとしたら、さぞや、ぐっすり眠れることでしょう。
インテリアはごくシンプルにします。風通しを遮らないよう、チェストは低めに。小物は数点に抑え、見た目の涼しさを誘うためにグリーンや金魚鉢を置くのも効果的。グリーンはきれいな緑が茂った低めをさり気なく片隅にセット。金魚鉢はデザインのいい花器を活用してもグッドです。
日本家屋も同じように夏仕度を(写真2)。ふた間続きの和室は襖を取り払って、広く風の通る部屋にします。また、暑苦しさを感じさせないために、余分なものは一切別の部屋に片づけてしまいましょう。畳に籐の敷物、廊下にござを敷き、すだれを掛ければ、すっかり夏らしくなります。こんな空間を作ってのおもてなしは、ちょっとした料亭気分が味わえますね。 |
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| 写真2 おもてなしの日には、絽の着物をインテリアにしてもいい。 |
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