Vol.106
収納付き畳でリビング広々、快適!(2003年7月15日)
狭さ克服のアイディアはさまざまにありますが、今回は床面に収納を作るという究極の空間活用を紹介します。しかも、フローリングの空間でありながら畳の暮らしも味わえるという一石二鳥のスタイルです。

写真1 特注で作った箱畳の高さは37cm、座りやすい高さです。引きずっても床が傷つかないよう、箱の下にはフェルトが張られています。
 リビングの広さを確保するために、リフォームで壁面収納を作るお宅はよく見かけます。でも、床面を収納スペースにするお宅は珍しいですよね。
 でも、実際にリビングの一部の床面を収納スペースにして、広々とした空間を手に入れているお宅があるのです。その収納部分とは、収納付きの畳。一畳分ずつ箱になっており、ふたを開けると中はすべて収納。ふたの部分は畳なので、箱をすべて合わせると畳スペースになるのです。
 面白いのは、形が自由に変えられること。畳の中央を空けてテーブルを置けば、ダイニングとして食事や団らんの場に適した形になります。また、来客の数や季節に合わせて完全なお座敷にしたり、壁面に沿って置いてソファー替りにしたりなど、さまざまな楽しみ方ができるのです。
 アイディア次第で限られた空間が思いもよらず広く使うことができるのです。狭さを克服したいというお宅には、参考になる例ではないでしょうか。
写真2 洋の空間にちょっと畳スペースがあると、落ち着いた雰囲気になりますね。ゴロンと寝転ぶと気持ちよさそう。
 
写真3 箱畳のふたをあけたところ。こちらのお宅では、季節外のふとんや食器類など、家の中の大きなものはほとんど収まっているとか。
撮影/目黒伸宜