自分だけの椅子を持つ贅沢について考えてみませんか。椅子は、家具のなかでも特別な存在で、歴史に名を残すデザイナーたちの椅子には、一度見たら忘れられないデザインのものが多く、実用品というより芸術と呼びたいフォルム。でも椅子ですから、腰を下ろすことができるんですね。
 自分だけの椅子がほしいな、そこに座ったらそれだけで心安らぐような。
  それでは、どんな椅子があるのか見てみましょう。気に入った椅子があったら、その椅子が置かれた空間を想像してみましょう。それだけで贅沢なひとときが味わえそうです。

 さまざまな時代の名作と呼ばれる椅子を集めてみました。私たちが普段の生活の中で取り入れやすいダイニングチェアと、ちょっと夢のようなデスクチェア。
 ソファ同様、椅子もいいものはほんとうに高価です。でも、あなたが理想とするライフスタイルをイメージするために、一度はじっくり見て、できたら座ってみてほしいと思います。
※こちらで紹介している椅子へのお問い合わせはこの特集の最終ページ(3ページ)をご覧ください。
 椅子はデザイナーの個性が一番発揮されている作品です。そこでまず、椅子の歴史に影響を与えた著名なデザイナーの代表作品と言われる椅子を3点選びました。今では椅子という枠を超えて、貴重な芸術作品になっているもの。ホテルのレストランやカフェなどではこういう椅子に出会えることがあるかもしれません。もし見かけたら是非座ってみてください。…とはいっても、なかでは座られることを拒否する芸術品もありますが。
 
「眺めるための椅子」としてマッキントッシュが自分の寝室に置いた椅子は、今では世界中の人が一度は見たことのある作品になりました。このハイバックが強烈なインパクトを与えます。座ると、まるで背中に階段を背負っているかのよう。このような幾何学的な模様が彼の特徴です。ニューヨーク近代美術館コレクション。
W410×D365×H1400(SH440)¥160,000(カッシーナ・インターデコール青山本店)
 
 こちらの椅子も幾何学的デザインの作品のひとつ。写真で見ても他の椅子に比べて立体的に見えませんか? しかし見た目の複雑さに比べ、構造はいたって単純になっています。明らかにそれ以前の椅子とは違った画期的なもの。リートフェルトの傑作です。ニューヨーク近代美術館コレクション。
W655×D835×H880(SH330、AH505)¥210,000 ※受注輸入(カッシーナ・インターデコール青山本店)
 絶妙なカーブを描くフォルムは、何十もの工程を経て作りあげられたもの。材質は硬いプラスティックなのに見るひとに柔らかな印象を与えます。足を横に投げだして座っても居心地のよい贅沢なくつろぎ椅子です。レイ・イームズ自身がこよなく愛した椅子のひとつ。
W150×D82.5×SH37 ¥460,000(hhstyle.com)
 
ラタンに身を預けたら
そのまま眠りの森へ
AGUNG
 これからの季節にぴったりの、優雅なラタンチェアはいかが? すべり台のようなゆるやかな三角形に体を埋めれば、ハンモックでお昼寝しているようにリラックスできます。椅子の中が空洞になっているので、ここにお気に入りの人形や本を置けば、それだけでオシャレ!デザインはロデリック フォス。
W905×D1150×H750×SH350 
¥135,000(ダ・ドリアデ青山) 
どんな風に座るか、
あなた次第。
280 SACCO
 イタリアでヒッピー文化が盛んだった頃、やんちゃな若者が生みだしたポリスチレンビーズ入りチェア。座ってみれば納得の心地よさに幸福感いっぱい。椅子の歴史の中でも屈指の画期的な作品。思わず抱きしめたくなる愛嬌ある姿も◎。デザインはガッティ、パオリーニ、テオドーロ。
W800×D800×H680 
¥52,000(ヤマギワリビナ)※完全受注品
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